夢の(を追う/に住む/を繋ぐ)超特急
ヒカリアンステーションの車両整備室
ここでスター21が3編成の車両を整備していた
1つはE351系特急電車、しかし普通のE351系とは違い、まるで救急車のように、純白のボディにピンクのラインが引いてあり
パトランプまで付いている
その隣に並んでいるのはE926型電気軌道総合試験車
通称イーストアイだ
そして、その奥に居るのが・・・
「スター、ここに居たのか」
「あ、のぞみ
もうすぐあずさちゃんと子供たちが来るって聞いてね、
ちゃんと整備してくれているとは知っていても、いてもたってもいられなくて」
「なるほどな
・・・ところで、この車両は?」
「初代E991系交直両用試験電車
俺と同じ試験車両さ
愛称は・・・」
スター21がそう言いかけたとき、空から3つの光が現れ、それぞれの車両と融合した
「ヒカリアンチェンジ!」
「ヒカリアンチェンジ!!」
「ちぇーん!!」
「あずさちゃん!」
「久しぶりね、のぞみ」
「もーおとうさん!
一人で地球に行っちゃうなんてひーどーいー!!」
「ゴメンゴメン
でもアイ、お父さんが整備したから変なところとかはないだろ?」
「まーね~」
「紹介するよ、この2人が俺たちの子供
こっちが娘のイーストアイで、こっちが・・・」
「の・・・ぞみ!?」
「トライZ・・・!?」
2人はスターの説明を遮り、互いの名前を呼んだ
「あら、のぞみに紹介してたの?」
「いや、まだだけど・・・」
「すまない、2人とも
以前私がブラッチャーの作戦で、夢を見続けさせられていたことがあっただろう
あの時に夢の世界で助けてくれた親友にそっくりだったんだ。」
「あの時、そんなことがあったのね・・・」
「そ、それなら仕方ないよな
はははは・・・」
「?
どうかしたのかスター?」
「それが、あの子最近言葉を話すようになったんだけど、何でか1っ回写真を見せただけののぞみの名前を最初にしゃべったのよ・・・
アイも最初は私のことを呼んだから、それがちょっとショックだったみたいで・・・」
「そ、そうだったのか・・・」
若干まっしろけ~になってるスター21を見て、のぞみはちょっと複雑な気持ちになる
「の、ぞ、み、のーぞーみー」
「どうしたんだ?トライZ」
「おーかーえーり!」
「・・・ありがとう、トライZ」