ミニ四駆レーサー鉄の気ままな小説置き場@ヒカリアン命

ぼく、ミニ四駆レーサー鉄が書いた様々な小説を投稿するブログ。何らかの形でヒカリアンが乱入します

帰って北仲間

JHR本部の指令室、
特にトラブルもなく、運行の無いメンバーやデュアル含む試作車両チームに加え、暇なときはいつも部屋か模型店にいる軽大まで集まってだらけていた
「今日ケーくん来ないね~」
「ケーくんは今日東北支部で一人で留守番してるぜ」

軽大の独り言にツバサが答える
「え~?
一人なんですか?」
「ああ、ちょっとしたサプライズがあってな
一人になるのも30分ぐらいだから大丈夫だ」
「そ~ですか
あぁ、なんか眠・・・」

~~~~~~~~~

その頃東北支部では
~~~~~~~~~

「何しようかな~?
ケーくんケーくん♪」
ピンポーン
ピンポピンポピンポーン!
ケーくんが一人になってすぐ、けたたましくチャイムがならされた
「は~い
だれですか~?」
『ドジラスでーす!』
「ブラッチャー!?」
ドーン!!
ケーくんがインターホンにこたえた瞬間、玄関の戸がふっ飛ばされた
「ブラッチャー!
な、何しに来た!?」
「ぬはははは!
決まっているではないか!
ここは今日からブラッチャー東北支部にするのだ!」
ヒカリアンたちがいない間に、こっそり乗っ取っちゃうんだよねー」
ヒカリアンが居ちゃ勝てないもんね~」
「2人とも余計なこと言うな!」
バコッ!
ブラックがドジラスとウッカリーを殴る
「痛っ!」「痛~い!」
「そうはさせないぞ!」
「ふん!お前みたいな武器も持たないお子ちゃまに何ができる!
暗黒煙幕!!」
ブラックの手から濃い黒煙が大量に吐き出される
「ケホケホッ
ぶ、武器ならあるもん!
『スラッシャーウイング』!
えい!」
ケーくんが右手を掲げて叫ぶと、銀色とグリーンで彩られたブーメラン・・・
ケーくんの兄貴分であるツバサがかつて使っていた武器の「スラッシャーウイング」が現れ、それをブラックめがけ投げつけた
「ぬおぉ!
危ないじゃないか小僧!」
「そりゃ親分、危なくないと武器になりませんよ」
「そんなことを言っておるのではない!
いいからあいつを取り押さえろ!」
「「ブラッチャー!」」
「って居ませんよ」
「何!?
ってほんとだ・・・」
ドジラスが言った通り、ケーくんはこのどさくさに紛れいなくなっていた
「どこだどこだ?」
「どこに行ったのだ?」
「あ、上」
「すきありー!」
ウッカリーが見つけたのとほぼ同時に、上からケーくんが落ち・・・
降りてきた
天井に張り付いていたのだ
「な!
お前達煙突ほぐえ!」
ケーくんは丁度ブラックの上に降りる
「やった!
うゎ!?」
「『やった』じゃないのだ!!
このガキンチョめこらしめてくれる!」
ケーくんが立ち上がったとたんブラックも立ち上がり、ケーくんは鼻を打ってしまった
「いたた、」
「暗黒マシンガン!
とりゃ!!」
「うわわ!」
間一髪で避けるが、スラッシャーウイングをおいて来てしまいケーくんは完全に不利になってしまった
「それそれそれ!
ぬはははは!
武器がなければなにもできまい!!」
「親分子供相手に大人気な~い」
「その子供にやられまくったからね~」
バコッ
「うわぁ!」
今まで間一髪で避けてたケーくんだが、ついに当たってしまった
「ハハハざまぁみろ!!」
「親分ホントに当てちゃったよ・・・」
「わ~痛そう!」
ケーくんは緑色の帯を持つ自分とそっくりな形のヒカリアンを思い出す
(お兄ちゃん・・・!!)
そのとき・・・
5つの光が外の車両基地に吸い込まれるよう落ちていった
光はそれぞれ停めてあったE2系0番台N1編成、E3系0番台R1編成、952型高速試験車、W7系1000番台W1編成、そして200系オリジナル車と融合する
「「「「「ヒカリアンチェンジ!!」」」」」
「E2ジェット!」
「E3レーサー!」
「スター21!」
「つるぎ!」
「やまびこ!」
「「「「「定刻通りただ今到着!!」」」」」
光・・・
光エネルギーと融合した新幹線は、長い間地球から離れていたヒカリアン達と、新しいヒカリアンに変身した
「久しぶりケーくん!」
「つるぎくん!
お兄ちゃん!!」
「おうケーくんよく頑張ったな!
さすがは俺の弟だ!」
「お、お前たち地球に帰ってきたのか!?」
「ああ!その通りだ!!」
超特急E3が言う
「おめぇよくも俺の弟を痛い目に合わせてくれたな!!」
「くっ
こしゃくな!
暗黒マシンガン乱れ撃ち!
そりゃそりゃそりゃ!!!
こら!お前たちも手伝わんか!!」
「「ブラッチャー!」」
「ブラッチャーテレテレショッピングで買った冷凍弾!
発射!!」
「ブラブラ砲発射ぁ!」
「うわぁ!」
ブラッチャーはやまびこの話を切り総攻撃を始めた
「お、おいてめぇら!
話してるときに攻撃するとは卑怯だぞ!」
「うるさい!
これでもくらえ!!
暗黒エネルギー召喚!
『ブラックバード』!!」
ブラックは必殺技を放つ
「親分苛立ってるね」
「でもこの調子だと勝てそうだね」

(どうしよう!
このままじゃやられちゃう!!)
迫り来るブラックバードの前にケーくんが飛び出した
「「「ケーくん!!?」」」
「みんなを、守りたい!
・・・
アイビスガード』!!」
ケーくんが地面に右手をつけて叫ぶ
すると大きな朱鷺の形のエネルギーが現れヒカリアンを包み込みブラックバードを弾き飛ばした
「な、何ぃ!?」
「よくもやってくれたな!
お前たち、いくぞ!!」
「「「おう!!」」」
「きりたんぽシュート!!」
E3がきりたんぽ型の手榴弾をまとめて投げる
「『ジェットガンアタック』!!」
E2がジェットガンを逆向きにし、ビームを出す
「スピードシールド!
『スピードサンデー』!!」
スター21がスピードシールドにエネルギーを溜め、光線にして放つ
「ハクタカブレード!
『カガヤキスラッシュ』!!」
ツルギがハクタカブレードにエネルギーをそそぎ、光の刃を飛ばす
「うおぉぉ!
『ヤッホーボンバー』!!」
やまびこがエネルギーを溜め、ドジラスに向けて発射、当たると跳ね返りウッカリー、ブラックにも当たりみんなの必殺技とともに爆発する
「「「おぼえてろよ~!」」」
ブラッチャーはその爆発に巻き込まれいつも通り吹っ飛ばされた

「ケーくんよくやった!
おかげでブラッチャーをやっつけることができた」
「オレ達長旅で疲れてたもんな~」
「一番疲れたのはE2兄ちゃんとR1兄ちゃんを追いかけることだよ~
それよりケーくん!
今の技何!?凄かったよ!」
「ぼくもあの技使うのはじめてなんだ、
なんだったんだろう?」
「お前の『みんなを守りたい』って気持ちが形になったんだ
さすがおれの弟だ!」
その時玄関から誰かが入ってきた
「おいケーくん、一体何があったんだよ
玄関壊れてるぞ!
・・・あ!やまびこさん!
もう来てたんすか!」
「おいツバサ、おめぇ何ケーくんを一人にしてるんだよ!」
「え!?何で怒ってるんですか!?
一人になって何十分もたってないじゃないですか」
「その何十分にブラッチャーがやって来たらどうするんだ!」
「流石にそんなことあるわけ無いでしょ!」
「そんな考え甘いわ!!」
ツバサとやまびこのおいかけっこが始まる
「お兄ちゃん疲れてたんじゃないの?」
「はぁ、あの2人どうするか・・・」
「もう放っておけ」
E2とE3の呟きをよそに、2人のおいかけっこはいつまでも続いていく・・・