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ミニ四駆レーサー鉄のくだらない小説置き場@ヒカリアン命

ぼく、ミニ四駆レーサー鉄が書いたどうでもいい小説を投稿するブログ。必ずヒカリアンが乱入します

帰って北仲間

超・電導特急ヒカリアン

JHR本部の指令室、
特にトラブルもなく、運行の無いメンバーやデュアル含む試作車両チームに加え、暇なときはいつも部屋か模型店にいる軽大まで集まってだらけていた
「今日ケーくん来ないね~」
「ケーくんは今日東北支部で一人で留守番してるぜ」

軽大の独り言にツバサが答える
「え~?
一人なんですか?」
「ああ、ちょっとしたサプライズがあってな
一人になるのも30分ぐらいだから大丈夫だ」
「そ~ですか
あぁ、なんか眠・・・」

~~~~~~~~~

その頃東北支部では
~~~~~~~~~

「何しようかな~?
ケーくんケーくん♪」
ピンポーン
ピンポピンポピンポーン!
ケーくんが一人になってすぐ、けたたましくチャイムがならされた
「は~い
だれですか~?」
『ドジラスでーす!』
「ブラッチャー!?」
ドーン!!
ケーくんがインターホンにこたえた瞬間、玄関の戸がふっ飛ばされた
「ブラッチャー!
な、何しに来た!?」
「ぬはははは!
決まっているではないか!
ここは今日からブラッチャー東北支部にするのだ!」
ヒカリアンたちがいない間に、こっそり乗っ取っちゃうんだよねー」
ヒカリアンが居ちゃ勝てないもんね~」
「2人とも余計なこと言うな!」
バコッ!
ブラックがドジラスとウッカリーを殴る
「痛っ!」「痛~い!」
「そうはさせないぞ!」
「ふん!お前みたいな武器も持たないお子ちゃまに何ができる!
暗黒煙幕!!」
ブラックの手から濃い黒煙が大量に吐き出される
「ケホケホッ
ぶ、武器ならあるもん!
『スラッシャーウイング』!
えい!」
ケーくんが右手を掲げて叫ぶと、銀色とグリーンで彩られたブーメラン・・・
ケーくんの兄貴分であるツバサがかつて使っていた武器の「スラッシャーウイング」が現れ、それをブラックめがけ投げつけた
「ぬおぉ!
危ないじゃないか小僧!」
「そりゃ親分、危なくないと武器になりませんよ」
「そんなことを言っておるのではない!
いいからあいつを取り押さえろ!」
「「ブラッチャー!」」
「って居ませんよ」
「何!?
ってほんとだ・・・」
ドジラスが言った通り、ケーくんはこのどさくさに紛れいなくなっていた
「どこだどこだ?」
「どこに行ったのだ?」
「あ、上」
「すきありー!」
ウッカリーが見つけたのとほぼ同時に、上からケーくんが落ち・・・
降りてきた
天井に張り付いていたのだ
「な!
お前達煙突ほぐえ!」
ケーくんは丁度ブラックの上に降りる
「やった!
うゎ!?」
「『やった』じゃないのだ!!
このガキンチョめこらしめてくれる!」
ケーくんが立ち上がったとたんブラックも立ち上がり、ケーくんは鼻を打ってしまった
「いたた、」
「暗黒マシンガン!
とりゃ!!」
「うわわ!」
間一髪で避けるが、スラッシャーウイングをおいて来てしまいケーくんは完全に不利になってしまった
「それそれそれ!
ぬはははは!
武器がなければなにもできまい!!」
「親分子供相手に大人気な~い」
「その子供にやられまくったからね~」
バコッ
「うわぁ!」
今まで間一髪で避けてたケーくんだが、ついに当たってしまった
「ハハハざまぁみろ!!」
「親分ホントに当てちゃったよ・・・」
「わ~痛そう!」
ケーくんは緑色の帯を持つ自分とそっくりな形のヒカリアンを思い出す
(お兄ちゃん・・・!!)
そのとき・・・
5つの光が外の車両基地に吸い込まれるよう落ちていった
光はそれぞれ停めてあったE2系0番台N1編成、E3系0番台R1編成、952型高速試験車、W7系1000番台W1編成、そして200系オリジナル車と融合する
「「「「「ヒカリアンチェンジ!!」」」」」
「E2ジェット!」
「E3レーサー!」
「スター21!」
「つるぎ!」
「やまびこ!」
「「「「「定刻通りただ今到着!!」」」」」
光・・・
光エネルギーと融合した新幹線は、長い間地球から離れていたヒカリアン達と、新しいヒカリアンに変身した
「久しぶりケーくん!」
「つるぎくん!
お兄ちゃん!!」
「おうケーくんよく頑張ったな!
さすがは俺の弟だ!」
「お、お前たち地球に帰ってきたのか!?」
「ああ!その通りだ!!」
超特急E3が言う
「おめぇよくも俺の弟を痛い目に合わせてくれたな!!」
「くっ
こしゃくな!
暗黒マシンガン乱れ撃ち!
そりゃそりゃそりゃ!!!
こら!お前たちも手伝わんか!!」
「「ブラッチャー!」」
「ブラッチャーテレテレショッピングで買った冷凍弾!
発射!!」
「ブラブラ砲発射ぁ!」
「うわぁ!」
ブラッチャーはやまびこの話を切り総攻撃を始めた
「お、おいてめぇら!
話してるときに攻撃するとは卑怯だぞ!」
「うるさい!
これでもくらえ!!
暗黒エネルギー召喚!
『ブラックバード』!!」
ブラックは必殺技を放つ
「親分苛立ってるね」
「でもこの調子だと勝てそうだね」

(どうしよう!
このままじゃやられちゃう!!)
迫り来るブラックバードの前にケーくんが飛び出した
「「「ケーくん!!?」」」
「みんなを、守りたい!
・・・
アイビスガード』!!」
ケーくんが地面に右手をつけて叫ぶ
すると大きな朱鷺の形のエネルギーが現れヒカリアンを包み込みブラックバードを弾き飛ばした
「な、何ぃ!?」
「よくもやってくれたな!
お前たち、いくぞ!!」
「「「おう!!」」」
「きりたんぽシュート!!」
E3がきりたんぽ型の手榴弾をまとめて投げる
「『ジェットガンアタック』!!」
E2がジェットガンを逆向きにし、ビームを出す
「スピードシールド!
『スピードサンデー』!!」
スター21がスピードシールドにエネルギーを溜め、光線にして放つ
「ハクタカブレード!
『カガヤキスラッシュ』!!」
ツルギがハクタカブレードにエネルギーをそそぎ、光の刃を飛ばす
「うおぉぉ!
『ヤッホーボンバー』!!」
やまびこがエネルギーを溜め、ドジラスに向けて発射、当たると跳ね返りウッカリー、ブラックにも当たりみんなの必殺技とともに爆発する
「「「おぼえてろよ~!」」」
ブラッチャーはその爆発に巻き込まれいつも通り吹っ飛ばされた

「ケーくんよくやった!
おかげでブラッチャーをやっつけることができた」
「オレ達長旅で疲れてたもんな~」
「一番疲れたのはE2兄ちゃんとR1兄ちゃんを追いかけることだよ~
それよりケーくん!
今の技何!?凄かったよ!」
「ぼくもあの技使うのはじめてなんだ、
なんだったんだろう?」
「お前の『みんなを守りたい』って気持ちが形になったんだ
さすがおれの弟だ!」
その時玄関から誰かが入ってきた
「おいケーくん、一体何があったんだよ
玄関壊れてるぞ!
・・・あ!やまびこさん!
もう来てたんすか!」
「おいツバサ、おめぇ何ケーくんを一人にしてるんだよ!」
「え!?何で怒ってるんですか!?
一人になって何十分もたってないじゃないですか」
「その何十分にブラッチャーがやって来たらどうするんだ!」
「流石にそんなことあるわけ無いでしょ!」
「そんな考え甘いわ!!」
ツバサとやまびこのおいかけっこが始まる
「お兄ちゃん疲れてたんじゃないの?」
「はぁ、あの2人どうするか・・・」
「もう放っておけ」
E2とE3の呟きをよそに、2人のおいかけっこはいつまでも続いていく・・・

サイバージャック

超・電導特急ヒカリアン

ここはデュアルの車内

福岡で合流した軽大たちとMPVたちはJHR本部へ帰るため小倉駅へ向かっていた

「ねぇねぇ、ずっと気になってたんだけど、何でボクのこと『マツダくん』って呼ぶの

MPVが、絵を描いている軽大にたずねる

「ん

何でって・・・

マツダくんのことを『マツダくん』って呼ばない方が難しいもん」

「え

「ぼくがまだ小さい頃からV兄さんの体のことを『マツダくん』って呼んでてね~

小さすぎていつからそう呼んでたか記憶にないんだけどさ」

「この体、そんなに大事にしてたの・・・

「あったりまえやん

大事な家族やもん

「なんか・・・

ゴメンね・・・」

「何がさ

車であろうと宇宙人であろうと、マツダくんが大事な家族ってことは変わらんし」

「でも、・・・

「じゃあさ、何でマツダくんはこの車を選んだの

「そりゃあ使ってるマシンと同じ形で、気に入ってたから」

「でも四駆じゃなくてFFだよ

LY前期スポーツパッケージメトロポリタングレーマイカの四駆だって、LW前期スポーツパッケージシャストホワイトの四駆だっていっぱい居るだろうし

ぼくは写真をネットにあげるから、ナンバーだけは再現してないよ」

「それは・・・

何でだろう

「実はぼくも、その事にちょっとモヤモヤしてた時期があってね

色々調べてみたら、合体前の車両のエンジン音やモーターノイズとかの波形が、その車両と融合するヒカリアンのエネルギー波とぴったり一致したんだ

しかも、僅かな個体差のレベルでね」

「つまり・・・

どういうこと

ヒカリアンにとってそのボディは、ただの車じゃないんじゃないかってことさ

例えば、『生まれ変わり』とか

「軽大くんって、そういうこと信じるんだ・・・」

「んにゃ、全然

けど、車体との『相性』があるのは確かだし、どうせ確かめる方法なんか無いんやけ、そう思っといた方が楽しいやん」

軽大はMPVに描いていた絵を渡す

そこには、キャラクター化されたマツダMPV人と、MPVにVエイトが描かれていた

「とにかく、あんま気にしないでほしいな

だからこれからもよろしくね

マツダくん

「うん」

その後、人はデュアルの車内を(勝手に)使いマシンの整備を行った

 

~~~~~

 

「そろそろ着くから片付けとけよ~」

「あ、バレてた

「あったり前だよ

別に使ってもいいけどさ、きちんと整理してたんだから、元に戻しとけよ~」

「「ほ~い」」

人が工具やパーツを元の場所に戻すと、丁度小倉駅に到着した

人が徒歩で新幹線ホームに移動すると、回送表示のN7008000番台R編成が入ってきた

「お久しぶりでーすサクラさん」

「おう、数週間ぶりだな。

ツバメ兄さんもサウスも中に居る

すぐ発車するから乗ってくれ」

人は前の乗客用ドアから乗り込んだ

「おはよーサウくん、ツバメさんもお久しぶりです。」

「久しぶり軽大くん

そっちの黄色いのがデュアくんだね

サウスから聞いてるよ。」

「ところで、その人は

「はじめまして、昨日地球に来たVエイトです。

こっちは弟のMPV」

「よろしく

サウスに聞かれ、人が答えた

「こちらこそ

しかしレールスター達以外にも、今日地球に来るヒカリアンが居るとはなぁ」

「時空嵐の影響で、いつ着くか分からなかったんだ。

分かったら連絡するつもりだったんだけど、うまく通信がとれず、デュアルに短いメールを送るのが精一杯で・・・」

「そうか、だからあんな簡単な文だったのか」

MPVの言葉にデュアルが納得する

「ちょっと待って、それじゃ本部には連絡できてないの!?

「うん、そうだね~

 

・・・

バイじゃん!!

エイトに指摘されMPVが焦る

「どうしよう早く連絡しないと!!

「と、とにかく今すぐ通信しよう

「まぁまぁ、そこまで焦らんでも大丈夫だよ

本部長たちユルいし」

「俺たちだって無断で福岡まで来ちゃったしね

まずかったらメールでも来てるだろうけど、何もないし。」

慌てる人をデュアルと軽大がフォローする

「本部長・・・

ユルいの

「ああ」

「うん」

 

そのころ、本部の人間メンバーは・・・

 

~~~~~~

 

「そういえば、軽大とデュアルが見当たらないが・・・」

「そういえばそうですね~」

人なら昨日、基地に止まってたのぞみ号用車両に乗り込んでましたよ

福岡に帰ってるんじゃないですか

「ま、そのうち帰ってくるだろ」

ゆ、ゆるい・・・

 

~~~~~~

 

「とりあえず、本部にメールはしたよ」

「ぼくたちのコトも

「うん

「サンキュー

MPV、V兄さん」

MPVの返事にデュアルがいった

そのとき、サウスがデュアルたちに話しかけてきた

「なぁ、軽大の友達なら、キミたちもミニ四駆やってるの

「あああ、

というかオレは元々ミニ四駆のサイトで鉄と知り合ったんだ」

「へぇ、おれたちも軽大に誘われて始めたんだ

おれのはコレ、エアロサンダーショットってマシンを500系色に塗ってみたんだ」

「ボクのはコレ、ボディはアバンテMKⅢだけど、台車はもっと軽いのにしてるんだ。」

サウスは500系色に塗装されたスーパーⅡシャーシのエアロサンダーショットを、ツバメは白地に紅のラインを引いたアバンテMKⅢをVSにのせたマシンを見せる

「おおスゲェじゃん

なかなか凝ったセッティングしてるな

「中身もどうなってるか気になるなぁ・・・

僕のは軽大くんのを昨日改造させてもらったんだけど・・・」

人も対抗して自分のマシンを取り出し、ミニ四駆の話でもりあがっていった

 

~~~~~~

 

27番乗場に到着の列車は回送運転です。

ご乗車いただけませんのでご注意ください。]

新大阪駅にアナウンスが流れると、N7008000番台が入ってくる

「ここでレールスター兄さんの体を連結するため、少し停車する。

なにか買うものがあったら売店に行けるぞ。」

「え!?甲種輸送も担当するんですか!?

「地球に来てすぐ東海道での連結が・・・

それも異なる7000番台同士のが見れるなんて・・・

あ、さくらさんは九州車だから、8000番台でしたっけ

編成で自走していくわけではないんですね。」

「JHR専属の運転士が居なくてな・・・

いや、一応居るは居るんだが、彼はまだ本線での運転はほとんど許可されてないんだ。」

サクラがVエイトの問いに答える

その時、サクラの停まっている線路にレールスターが入ってきた

それに気がついてサクラは連結機カバーを開け、変身して最後尾に向かう

「うわぁぁこんな並びが見られるなんて・・・!!

「そんなに珍しいことなのかMPV」

「ま、確かにレールスターとさくらに限らず、西日本の新幹線の連結なんて滅多に見られるものじゃないからな」

デュアルの台詞にレールスターから降りてきた運転手が口を挟む

「あ、はじめまして

オレは特車隊デュアル

今本部でお世話になっている特車隊見習いです。」

「ぼくはライトニングMPV

こっちのV兄さんと一緒に、昨日地球に到着しました。」

「は、はじめまして・・・

デュアルと共に本部でお世話になってる特別隊員のミニ四駆レ・・・

じゃなくて工藤軽大です・・・」

「おう、オレは新橋テツユキ、JHRの専属新幹線運転士だ

っても、まだ本線では運転させてもらえない見習いだけどな。」

「またまた~、もう10年も前から運転してるベテランじゃないか

「え!?それは本当なのサウスくん

まだ高校生ぐらいに見えるのに・・・」

「あ

エイトが疑問を口にしたとき、いきなり軽大が声をあげた

「も、もしかして、

『新橋テツユキ』って、数年前JHRの子会社になったあのAHRの創業者さんですか・・・!?

「おいおい、いつのデータだよ

確かにオレはAHRを建てた、でも数年前のぞみと再会してからJHRの運転手にならないかって誘われて戻ってきたんだ。」

「スミマセン、この間ちょっとウィキペディアで見ただけだったんで・・・」

「のぞみって隊長のライトニングノゾミアン

ノゾミ隊長と昔からの知り合いなの

「し、知り合いってか・・・

その、子供の時からの

だ・・・

 

大親友・・・

 

・・・だな」

テツユキが少し恥ずかしそうに、とても小さい声で答える

「い、いやその

昔、今のJHRができるずっと前に知り合って、日本ヒカリアン鉄道の準隊員にしてもらったんだ

その時のぞみ達を少し運転してたんだよ。」

「なるほど、そういうことだったんですね。

でもまだ本線は走らせてもらえないとは・・・」

「一応技術とかは認めてもらえてるんだけどさ、さすがにこんなに若いのははじめてのケースだから、せめて18までは待とう、と言うことになったんだ。」

「確かに、普通なら自動車の免許もとれない年の新幹線運転手なんて、いくらなんでも心配ですしね・・・」

「確かにな、

っといけねぇ、こんなところで話してないで連結機カバーを外さないと」

そう言うとテツユキは線路に降り、服の中からスパナを取り出した

それに続いて軽大も線路に降りる

 

※彼らは特別な許可を得た鉄道会社職員です

一般人が踏切や廃線以外の線路に立ち入るのは非常に危険なだけでなく、法により罰せられるので

よい子も悪い子もいい大人も悪い大人も、大人とも子供とも言えないような人も絶対に真似しないでください!!!

 

人は手にしたスパナでカバー下部にあるボルトを手際よく外していく

そしてボルトがとれると、息を合わせて上にはね上げた

「よし、連結準備完了っと」

テツユキはサクラの、軽大はVエイトの手を借りてホームに戻る

「お疲れ、でもサクラさんみたいに自動では開けられないの

「あれはヒカリアンが融合してるから出来るんだ

東北の新幹線には自動で連結できるのも居るが、こっち側の新幹線は無理だな」

「ただ、ヒカリアン化したときのアシスト用に補助装置が着いてるから

普通の車両よりは楽ですけどね。」

エイトの問いにテツユキと軽大が答えた

「サクラ、準備できたから連結してくれ

できたら合図する。」

テツユキ言うとサクラはうなずき、先頭部に戻った

そして警笛が鳴るとライトが赤から白に変わり、超低速でレールスターに近づく

そして連結機が触れ、一瞬解放テコが開くと完全に密着し連結が完了

サクラも停車し、双方のヘッドライトが消えた

「よし、大丈夫だ

皆サクラに乗り込め

すぐ出発するぞ」

テツユキに言われ、デュアル、サウス、つばめが乗り込む

しかし・・・

「ねぇ、ちゃんと撮れた

「うん、バッチシ

MPVと軽大は先程の連結シーンを動画に撮っており、その確認をしていた

人とも・・・

早く乗りなさい!!

人はVエイトに叱られ、肩に担がれて連れていかれた

「ご、ゴメン・・・」

「兄さんって力持ちなんだね・・・」

エイトが車内に入ったのを確認すると、テツユキが運転室に入り、サクラは東京に向かい走り出す

 

~~~~~~

 

そのあと、サクラは東京駅から東北新幹線の線路に入り、秋葉原駅で本線から外れヒカリアンステーションに入った

格納庫に入ると、左右にはすでにE系U編成と、N700番台Z編成が居た

「ただいま~」

サクラが変身し、車内に居た全員が下車すると、すでに本部組が集まっていた

「テツユキくん久しぶりの東海道はどうだったか

「ATCが変わったんだろ

なめらかに減速できてなかなか快適だったぜ

ただやっぱりまだ300系以外はなれねぇな」

「デュアルくん、軽大くん!
いきなり福岡に帰るなんてびっくりしたじゃないか!
・・・あ、もしかして君たちが?」
「はい、笛太郎さん紹介します!ぼくの大事な家族のマツダくんとV6兄さんです!」
「オレの星からの親友だ
昨日ちょうど地球に来て、鉄の家の車と融合したんだ。」
「なるほどね、

えーと、Vくんとマツダくんだっけ

ぼくはメカニックの梅田笛太郎

よろしくね」

「よろしくお願いします

あと、マツダじゃなくてMPVです・・・」

「久しぶりだなウエスト」

「サウスも元気そうだね」

それぞれが挨拶をしていると、空からつの光が舞い降り、基地に向かってきた

「お、来たか

「あれなんか一つ多くねぇか

その光はそれぞれN700系Z編成、7007000番台E編成、E系U編成と融合する

しかし、残った光はさらに奥の車両整備室に入っていった

「「「「ヒカリアンチェンジ!!」」」」

「ライトニングハヤブサアン」

「ライトニングレールスター

「ライトニングネクストセブン!!

「ら、ライトニングスーパーコマチ

ちょっと、どうせならちょっとぐらい待ってよ~」

台の新幹線は同時に変身し、奥から赤いボディの少女ヒカリアンが走ってきた

「待てって言ったって、こまちが勝手に付いてきたんじゃないか」

「久しぶりだな、レールスター

そして君がハヤブサくんにネクストくんだね

私はライトニングチーム隊長のライトニングノゾミアンだ

ところで、彼女は・・・

「はじめまして、ノゾミ隊長

コイツはぼくの妹のこまちです

いつの間にかこっそりついてきてたみたいで・・・」

ハヤブサが答える

「その赤いボディは、最近秋田新幹線に投入されたEミニ新幹線ですよね!?

何故ステーションに

「この車両は量産先行試作車でな、今ちょうど先頭車の量産化改造が終わったところだったんだが・・・

まさか完成したとたんに光エネルギーが融合するとは・・・」

軽大の問いに、こまちと同じ方向からやって来たドクターが答えた

「そうだったんですか・・・」

「妹が迷惑かけて本当にすみません・・・

ほら、こまちも謝りなさい」

「ご、ごめんなさい・・・」

ハヤブサがこまちの頭を下げさせる

「いや、試運転はしてないが、完成はしていたからね・・・」

その時、いきなりすべての電源が落ち、中へと通じる道のシャッターが閉じはじめた

「何々!?何が始まるの!?

「私も知らないのだが、ドクターは

「私にもさっぱり・・・」

「おい鉄、お前変なボタン押してないよな

「押してないよ!!

想定外の状況に、こまち以外の全員が慌てる

その時、軽大が閉まる直前のシャッターに滑り込む

「あがっ!!

軽大はなんとかシャッターを抜けたが、帽子のツバが引っ掛かり脱げてしまった

「鉄ー!!

鉄、鉄・・・」

「デュアルくん・・・

大丈夫だよ、何が起こってるか分からないけど、ここは僕たちの基地なんだし」

笛太郎がなぐさめるが、

「鉄の頭が一瞬見えた・・・!!

「心配してたんじゃねぇのかよ

全く予想しなかった台詞にツバサがつっこむ

「鉄~、

そっちは大丈夫なのか

デュアルが通信を入れると、すぐに返事が来た

『あ、ちょっとまって、コード取るけん

よっと、とれたとれた

あ~ごめんごめん

背中ちょっと痛い以外平気やで』

「いきなり滑り込んでどうしたの

『いや、中に入ったらなんとかなるかな~って思ったけど、奥のシャッターも閉まってて動けんわ~

あはははは・・・』

MPVの問いに、カメラに近くゴーグルから上が見切れた状態で軽大が答える、

そのとき、スピーカーから聞きなれた笑い声が聞こえた

『ぬはははは

あ~テステス、マイクテス

本日は曇天なり本日は曇天なり~

うおっほん

ごきげんようヒカリアンの諸君

「その声は、ブラックエクスプレス!!

『この基地は、俺様たちが占領した

まもなくここはブラッチャーステーションに生まれ変わるのだ!!!

「ブラッチャー、いつの間に・・・」

「誰も侵入してきた形跡は無かったのだが・・・」

「となると、ブラッチャーはインターネットを経由してこの基地のメインコンピューターにアクセスしたものと思われます。」

ドクターの言葉をもとに、Vエイトが解析する

『なんか通気孔みたいなとこ見つけたんですが、アニメみたいにそこからぼくがコントロールルームに行って、操作できないでしょうか

「いや、その通気孔には所々にファンが設置してあり、どこかに移動できるようなものではない」

「それに、基地のファイアウォールを突破できるなら、専門の知識がないと対応できないよ

軽大くんはプログラマーじゃなくてメカニックなんだよね・・・」

『ぬー、わかりました

では別のとこからどこかに移動できないか調べてみます。』

軽大は通信を切った

「で、我々はどうするかだが・・・」

「ブラッチャー基地に直接乗り込もうぜ!!

「いや、ダメだ

あの基地は今特殊チタン合金のコーティングで覆われていて、そう簡単に乗り込めなくなっている・・・」

ツバサの意見がドクターに否定される

「そんなものいつの間に・・・

「あの金色のメッキは、防御も兼ね備えた強度の高いものだったらしい

それもブラッチャール帝国で開発された非常に強いものだとか・・・」

「あの金メッキただの飾りじゃなかったのかよ・・・」

「となると、ここは相手と同じく外部からハックし、排除するのが一番かと」

エイトが提案する

「そんなことできるのか!?

「無理ではありません

ただ、それにはある程度の性能をもつコンピューターが必要です。」

ノゾミの声にウインダッシュが答える

「それなら任せてください

本部長、確か今日は大阪の総合指令室を使っているんでしたよね

「そういえばそうだったが・・・

そうか

富士見本部長は笛太郎の意図を理解し、携帯を取り出してどこかに連絡を取った

「許可はとれた

だが、これから行く場所については絶対によそには言うな

「「「了解」」」

「ではデュアルくん、乗せてもらっていいかな

「分かりました

では道案内をよろしくお願いします。

ヒカリアンリターン』!!!

デュアルがビークルモードになると、JHR職員やヒカリアンたちが乗り込む

「よし、じゃあ行こうぜ」

「で、でも軽大くんは・・・

すぐに出発しようとするデュアルにたいし、笛太郎が軽大を心配する

「それぐらい大丈夫だろ

おーい、鉄

お前一人になるけどいいか

デュアルは軽大に連絡をいれる

『あうん、別に一人にはなれてるし

死にゃあしないっしょ』

「だそうだから心配するな」

「う、うん

何かあったら連絡するんだよ。」

『あ、分かりました

ありがとうございます笛太郎さん』

「では、出発

本部長の掛け声で、デュアルは走り出した

 

~~~~~~

 

それから少しして、東京のどこか

ヒカリアンたちの前にはどことなくステーションの指令室に似た、巨大な画面が広がる部屋にいた

「ここってもしかして・・・」

「ああ、間違いない

東海道・山陽・九州新幹線総合指令室だ

場所も非公開のはずだが、

本部長、本当にここを使っていいのか!?

そう、ケンタとテツユキが驚いたようにここは新幹線の総合指令所

常に東海道と繋がる新幹線全ての運行を管理している所だ

だが今は彼ら以外には誰もいない

「今日は動作確認や緊急時の訓練のために大阪にあるもうつの総合指令室を動かしているんです。

それで特別に貸してもらえたんですよ

基本的なシステムは基地と同じなので、大抵のことはできるはずですよ。」

笛太郎が説明をしている横で、ウインダッシュは新幹線のシステムと指令室を切り離し、基地へのハッキングを開始した

「侵入することには成功しました。」

「早いんですね」

ファイアウォールのプログラムを書き替えたりといったことを全くやっていなかったので、

ただ・・・」

エイトに答えたウインダッシュは画面に映像を表示させる

そこには、デルタシリーズ、スカイシャーダンコンコルドン、ブラドーザー、ドール、クロガネ、スモークジョー、巨大UFO、ボーガイくん暴走形態、メカガッジーラ、さらには見たことのないハンドルが大量に付いたロボなどといったブラッチャールメカが大量に並んでいた

「な、なんなのコレ!?

「敵のメカのCGデータです。

おそらく設計図から読み取って作り出したのでしょう。」

「プログラムがゲームによく似たものに書き換えられており、CGを使って物理的にデータを破壊、取りだし、変更を行っているのだと・・・

よし

エイトは大きなUSBメモリをコンピューターに繋ぎ、ソフトウェアをインストールする

「MPV、ネクストくん、レールスターくん!!

続いてコードのようなものを本取り出し、人につずつ渡す

「そのソフトはもしかして・・・」

「僕たちで開発していたあのシステムです。」

「ウインダッシュも関わってたっていうあの!?

「はい、これは光エネルギーをコンピューターに繋ぎ、実際に触るように直感的に

また細かく操作することができるようにするシステムなんです。」

笛太郎の質問にウインダッシュが答える

「それってつまり、ゲームの世界に入って暴れられるってこと!?

「ま、まあそういうことだね」

こまちに想像してなかった使用用途を言われ、Vエイトが戸惑いながら答える

「これを使って今からコンピューターに入り、内部から敵の排除を行います。

ただ、それを行えるのは星で既に調整を行った開発者の僕たちだけなので、ウインダッシュさんたちは外部からの排除・復旧をお願いします。」

「了解しました

では気をつけて

エイト、MPV、レールスター、ネクストセブンは椅子に座り、

渡されたコードを腕に着けてもう片方をUSBメモリの側面に差し込む

 

~~~~~~

 

ステーションコンピューターの中

人は体を持たない光エネルギーむき出しのような状態で集まっていた

「どうみんな大丈夫

「うん、平気だよ。」

「こっちも大丈夫だ」

「こちらも異常なしです。」

「データ解析はウインダッシュさんがメインで行ってくれるだろうから、僕たちはあのCGデータをなんとかしよう」

「「「おう」」」

それぞれがブラッチャールメカに立ち向かい、攻撃を浴びせる

その攻撃を受けたメカたちは破壊

・・・されなかった

それどころか彼らは何もないかのようにすり抜けてしまったのだ

!?

「え

「これは一体・・・」

その時、茜色の髪をポニーテールに結んだ小学生ほどの少女が電脳世界に現れた

彼女は弓で攻撃を行い、それを受けたものはその場でデータがつずつ消されていくように消滅していく

「あ、あの娘は・・・

[秋田こまち:

あんたたち何やってんのさ

目の前に降りてきた少女の上に吹き出しが現れた

「『秋田こまち』って、もしかして・・・」

[秋田こまち:

そう、ゲームのようなシステムっていってたから、

オンラインゲームのアカウントでログインしてみたの

あなたたちもCGの体が必要なんじゃないの!?

『しかし、ここに新幹線のデータは・・・』

ウインダッシュがマイクを通して話す

『いや、確か鉄のヤツが色々持ってたハズだ

連絡してみる

デュアルがそういうと、早速軽大に連絡をいれる

 

その頃、軽大は・・・

「ボタン押しても反応しないし、ぼくのドリルじゃ穴空くわけないしなぁ・・・」

何もできずに、動かず考え込んでいた

その時デュアルから連絡が入りCGデータが必要なことを聞く

「分かった、じゃあすぐデータを送るから

軽大は通信を切ると、ポケットから灰色のコードを取りだし、マグナム号に繋ぐ

「しっかしこの状況、あのアニメみたいだな・・・

プラグインマツダくんトランスミッション!!

なんつって」

コードの端を持って掛け声を言いながら基地の壁にある接続口にカッコつけて差し込む

そしてポケットからSDカードを取り出した

「バトルチップ、メタルボディ

スロットイン

また掛け声を言いながらSDカードを差し込んだ

それで気がすんだのか、軽大は地面に座り込んで黙々と操作をし始める

 

ミニ四駆レーサー鉄:

兄さん、マツダくん

持って来ましたよ~]

デュアルの連絡から少しして、電脳世界のVエイト達の元に白いボディのミニバンが走ってきた

この時、こまちのみが直接ブラッチャールメカと戦い、残りは書き換えられたデータを修復していた。

エイト達が振り向くと、白いミニバン・・・

LW型MPVから軽大に似たデータの少年が出てくる、

彼が手にファイルを表示し、開くとたちまち

LY型MPV

700

DCGデータが現れた

ミニ四駆レーサー鉄:

中に手足入ってます

どうぞ]

そう表示されると、人はデータに入り込んだ

ヒカリアンチェンジエイト!!

ヒカリアンチェンジMPV!!

ヒカリアンチェンジネクストセブン!!

ヒカリアンチェンジハヤブサ!!

人はヒカリアンチェンジを行った

ボディウイングに厚みがなく、背中の模様やバーニアが無いが、違和感無くちゃんとしたヒカリアンになった

ミニ四駆レーサー鉄:

ついでに武器にできそうなものも持って来ました

まともなの無いですが・・・]

軽大はそう言うと、別のフォルダを開く

すると、ネギ、マイクスタンド、段ボールっぽい色の板・・・

といったものが出てくる

「何でこんなものが・・・」

ミニ四駆レーサー鉄:

ソフトに最初から着いてたヤツと即興で作ったヤツですからね(汗)]

「あ、でもこれは使えそうだな

そう言うと、ネクストは混ざっていた唯一の武器らしい武器

銀色のワルサーP38を拾う

「何でこれだけ・・・」

ミニ四駆レーサー鉄:

15のモデルをDLしたらついてきたんですよ

これと盾使います

軽大はワルサーP38と段ボールっぽい板を装備した

「これ、盾だったんだ・・・」

「でもそれが一番だろうね

じゃあ行こう

レールスターとMPVが言うと、軽大がそれぞれ個ずつにコピーし、それぞれが手に取りブラッチャールメカに立ち向かっていった

ミニ四駆レーサー鉄:

では、ぼくはここから援護してます

ヒカリアン達は弓やワルサーP38を使いブラッチャールメカを破壊、システムの使用権を取り戻していく

その時、レールスターの背後からハンドルロボが襲いかかった

だが、どこからか強力なエネルギー砲が撃ち込まれ、デリートされた

「今のは・・・

エネルギー砲が飛んできた方向を見ると、巨大なワルサーP38の引き金に触れたミニ四駆レーサー鉄が居た

「な、何そのでっかい銃・・・!?

ミニ四駆レーサー鉄:

大きさの概念は捨てるのです!!

軽大がそういうと、銃は迫力のある巨大なロボットへと変形する

そして右腕に装着されているスコープだった物体から先程と同じエネルギー砲を放ち、ブラッチャールメカを倒す

ヒカリアン達があきれるなか、MPV兄弟は黙々と作業をこなす

すると、倉庫のような場所を見つけた

「『武器データ』

『それはヒカリアンの武器の設計図や性能を保管しているフォルダです

非常に強固なプロテクトをかけていたのでブラッチャーも侵入できなかったのでしょう』

エイトが読み上げた声にウインダッシュが答える

「となると、僕らの本来の武器があるってこと

ヒカリアン星のものは分かりませんが、地球に来たヒカリアンのものはほぼ全て揃っているかと・・・

今エイトさんにデータをインストールしますので、入れるようになるはずです

エイトの正面にウィンドウが開き、少ししてから消える

「ありがとう、ウインダッシュさん

エイトはそのまま武器庫まで歩き、扉をすり抜けた

その時、体のアバターが現れる

[烈星馬(そにっくせいば):

あれここバトルゲーム

珍しいね~]

ミニ四駆レーサー鉄:

そにっくさんにまぐなむさん!?

どうしてここに!?

[豪星馬(まぐなむせいば):

君が居たからやって来たんだけど、どうかしたの

赤い髪にタミヤの帽子を装備したアバターと青い髪に保護ゴーグルを頭に装備したアバターミニ四駆レーサー鉄に話しかける

・・・誰だこいつら

ミニ四駆レーサー鉄:

ここは危ないかもしれないので、早くログアウトしてください!!

[豪星馬(まぐなむせいば):

うさたはか]

青い方が誤送信なのか変な単語を言う

[烈星馬(そにっくせいば):

え~、せっかく隙見てログインした上、はじめてのタイプのゲームなのに~]

ミニ四駆レーサー鉄:

ゲームじゃなくてマジでヤバイんです

[烈星馬(そにっくせいば):

本物のトラブルなワケ!?

なにそれ滅多にない体験じゃん!!

赤い方はこの状況を楽しもうとするかのような発言をする

それに対し軽大はワルサーP38人に渡した

(その時、何もアクションは起こさなかったもののため息をついたように思えた)

[豪星馬(まぐなむせいば):

先程は入力ミスをしてしまい本当にすみません・・・

直ぐにログアウトします。]

ミニ四駆レーサー鉄:

もう残っていいですからコレであの巨大ロボ壊してください

[烈星馬(そにっくせいば):

おっしそう来なくちゃ

赤い方は青い方からも銃を奪い、ブラッチャールメカに向かって発砲し始める

ずっと謝罪の文を考えていたのか青い方は話についていけてないようだった

[豪星馬(まぐなむせいば):

すみません・・・

あの、アイツをログアウトさせるまで居てもいいですかね

ミニ四駆レーサー鉄:

あ、ああ

どうぞ・・・

大変ですね・・・]

軽大は青いのに銃を渡しながら投稿する

[豪星馬(まぐなむせいば):

本当にすみません・・・]

しかし、どっかで見たことある気がすんだよな、この人・・・

その頃、Vエイトは手にフォルダを抱え出てきた

「皆これを!!

それぞれ投げられたフォルダを受けとると、

レールスターとネクストはワームホールブラスターが、

MPVはジェットガンが展開された

エイトの手にはマグネットシールドが握られていた

「兄ちゃん

「皆の本来の武器と特性が近いのを選んだつもりなんだけど、どうかな

「ナイス選択ピッタリだ」

ヒカリアンのために開発された武器を手にすると、ブラッチャールメカの排除のペースが上がった

しかし、一向に消える気配はない

そこに能天気な声が聞こえた

・・・いや、正しくは顔の前にウィンドウが開き文字が入力された

[烈星馬(そにっくせいば):

なんかすっげぇ穴がある

めっちゃロボ出てきてる!!

全員が不審に思い、まずネクストが赤のもとに行った

「こ、これは!?

そこには赤が言った通り空間にぽっかりと穴が開き、そこから次々にブラッチャールメカが現れていた

「ここがファイアウォールの穴なのか・・・」

[烈星馬(そにっくせいば):

「敵の開けた侵入口ってことだ

誰だか知らないけどありがとうな

ネクストはすぐに全員を集める

「確かにここから侵入されてる・・・

ここに一斉に攻撃して接続を不安定にし、閉じた瞬間にファイアウォールを更新すれば元に戻るはずだ

更新はウインダッシュさんに頼んでいいですか

エイトはウインダッシュに訊ねる

『勿論です

「よし、なら皆で行くよ

「「「おう!!!」」」

人は武器を構えた

「トルクコイル

「ジェットガンストーム

「ネクストブラスト

「スター・レイルショット

人が必殺技を繰り出すのと同時に、

秋田こまちがゲームの必殺技っぽいのを、ミニ四駆レーサー鉄が融合カノン砲を放つ

煙が晴れると、そこにあった穴はきれいさっぱり消えていた

同時に、回りのブラッチャールメカも機能停止し消えていく

「ほんと、あの『そにっく』くんだっけ

本当にお手柄だったよ」

「ところで、その人は

エイトの声で思い出したようにネクストが言う

ミニ四駆レーサー鉄:

そにっくさんとまぐなむさんなら、総攻撃の少し前にログアウトしましたよ

何かあったんですかね

「そうですか、お礼言いたかったんですがね・・・」

レールスターが残念がった

ミニ四駆レーサー鉄:

後で伝えておきますよ]

「そう、ありがとうね」

そしてヒカリアン達は現実世界へと戻り、秋田こまちとミニ四駆レーサー鉄もログアウトした

「ふー、ただいま」

「お帰り

MPV、V兄さん」

「みなさんのおかげで基地も無事もとに戻りました

地球に来たばかりなのに、本当にありがとうございます。」

「いやいや、俺たちは自分ができることをやっただけさ」

「それに、コンピューターの性能がかなり高くなければこの作戦は実行できませんでした

用意してくれたJHRのみなさん、ありがとうございました」

「ま、当然だね」

「時貞さんはなにもしてないじゃないですか」

「う・・・」

松田隊員のツッコミに竹田隊員がうなる

「とにかく、遅くなりましたが」

「「「ようこそ、地球へ」」」

 

~~~~~~

 

ぐぬぬ・・・

またしても基地乗っ取りは失敗か・・・」

「今回は行けそうな気がしたんですけどね」

「結構自信あったのになぁ・・・」

「しかし、本来の目的ははたせましたよ

先生」

「本当かスター!!

「あとはスモークジョーが届くのを待つだけだね

「「「「ぬははははは!!!!!」」」」

 

~~~~~~~~~~~~

一方その頃、軽大は・・・

~~~~~~~~~~~~

 

カチカチカチ…

「お、勝ったぜよっしゃあ!!!

全員留守のためロックが解除されない基地で、一人寂しくシフトチェンジするだけのゲームをやっていた

「これのどこが寂しいんだ!?

・・・あれ

今誰に向かっていったんだ俺・・・

 

・・・

『俺』

出会いと再会・・・?

超・電導特急ヒカリアン

[青いシグナル夢を競うマーシン

胸にきらめく栄光への浪~・・・]

カチッ

「あ~、何だっけ・・・

あ、そうだ出かけるんだった

おい~、鉄起きろ~

目覚まし時計に起こされたデュアルは、下のベッドで寝ているはずの軽大を起こそうと飛び降りた

しかし

「あれ!?居ねえ!?

すでにどこかへ居なくなっていた

だがデュアルは見当がついているらしく、すぐに隣の部屋に向かう

「鉄ここか!?

うん、鉄ここだ」

隣の部屋におかれたパソコンの前には、毛布の塊・・・

ではなく、毛布を被ったパジャマ姿の軽大がいた

「お前何時から起きてんだよ

寝るのもオレより遅かっただろ

「うん、だからマグナム号をこっちに移動させたんじゃん」

「レースデータをとるのに便利だからじゃなかったのか・・・

とりあえず、

出かけるから早く着替えろ」

「どこに

「福岡だ、のぞみ号に乗って行くぞ」

「了解~」

軽大は毛布を被ったままベッドのある部屋に戻っていった

「そういえばアイツの髪型も目も見たことないな

いっつも帽子とゴーグルを着けてるし・・・」

デュアルは不思議がるが、別にただメンドくさいから作者が考えてないだけだけど・・・

そもそも人間の中でコイツだけ絵に出てるのは、描きやすく作ったから唯一描けるってだけだし

「電源オフ良し、コンセント良し、

行くよデュアル」

軽大は外にでる道と全然違う方向に歩き出した

「おいおい、寝ぼけてんのか

外あっちだぞ」

「いや~

今日のぞみ号に使われるN24編成は基地で休んでるんだ

だから基地から乗せてもらおうと思ってね」

「・・・

アリなのかそれ・・・」

「大丈夫大丈夫~」

人はステーションの地下格納庫へ向かっていった

 

~~~~~

 

「博多

「いや小倉」

「あ、そうなん

えーと、22に新大阪に着くんか」

[ピッ ピッ ピッ

タッタラッタラララッタッタラッタラララ

「ん何その音」

「電話の待機音

電王ソードフォームのチェンジ音使ってる」

何度も鳴ってた変身音が止まり、電話が繋がる

『もしもし

「この声・・・

ウエスト!?

『違う

おれはウエストの双子の弟のサウスだ

「あ~、もしもしぼくぼくミニ四駆レーサー鉄」

『お、久しぶり

何か用

「うん

今日さ、多分休みで九州支部行くんじゃない

もし時間が合ったら新大阪から乗せてくれないかな

小倉に行きたいんだ

今のぞみ号に乗ってんだけど・・・」

『うん、いいよ

検査があって今すぐには行けないからちょうどいいし』

「ありがとう助かる

『ところで、隣にいるのは誰だ

「ああ、最近本部に来た親友のデュアタロス君」

「タロス着けんな

ってかタロスって何

『そうなんだ

はじめましてデュアくん』

そのとき、自己紹介をしようとしたサウスを呼ぶ声がした

『あ、はーい

検査にいかなきゃ行けないからまた後でな』

「お、おう」

「乗るのは乗客用ドアからでよろしく~

『はいは い』

通信が切れる

「ウエストに双子の兄弟が居たんだな

全く知らなかった

けど、これでより早く着けるな

ところで、西日本支部のメンバーとどういうふうに知り合ったんだ

「え!?

何でサウくんが西日本支部だと!?

軽大が驚く

「・・・

今画面に出てただろう・・・」

「あ

あそうだったそうだった

あはは

あ、えっとね、

ぼくが基本的にいたのは、博多駅近くにある元々鉄道防衛隊の本拠地だったとこなんだ

だから山陽新幹線のメンバーもよく遊びに来てて、

ぼくが500系好きなこともあって意気投合したんだ」

「ふーん、そうなんだ」

「明日来るレールさんも西日本支部のヒカリアンで、サウくんと仲良かったんだって

ぼくがJHRに入る前に 星に帰っちゃったんだけどね

あとは、九州支部なんだけど明日来るネクストさんの双子の弟サクラさんに、いとこのツバメさんがよく会ってた新幹線チームだね

レールさんにも双子の弟がいるんだけど、その人はほとんど来なかったなぁ・・・

いっつも西日本支部の実験室で、何かやってるんだって」

「『何か』って、一体どんなことなんだ・・・」

「別に変なことじゃないよ、

あ、そういえば前めちゃくちゃおいしいクッキーをくれたことがあったなぁ

あれも実験室で作ったんだろうか

「いやいや、菓子は普通実験室じゃ作らないだろう・・・」

その後軽大はデュアルに、

ウエストとネクストはライバル同士で、あまり仲はよくないこと、

サクラとサウスの二人が山陽九州直 通候補になったものの、パワーを抑えたウイングセンサー量産型の寿命のせいでスピードが出なくなりサウスが脱落したこと、

ツバメには海外で活躍する弟がいること

サウスとサクラは今はかなり仲がいいこと

などを話した

そうしているうちに名古屋駅に到着する

乗っていたN24編成がホームに入線したのと同時に、逆方向からも列車が入って来た

それはN700系でも700系でもない

東海道新幹線に乗り入れるはずのない超特急、5007000番台V編成だ

サイドのマークやLED幕はJHRマークになっている

「さ、サウくん!?ここまだ東海道だよ!?

「いやさ~、検査が早く終わって暇だから来ちゃった

今から折り返すから乗ってくれ」

サウスは先頭車の乗客用 ドアを開ける

「おおお

「なんだよ鉄、変な声出して」

「だってプラグドアってかなり少数派なんだよ

見なきゃだよ見なきゃ!!

「知らねぇよそんなこと・・・

いいから早く乗るぞ」

デュアルが軽大を押して、自分も乗り込んだ

すると軽大はものすごい勢いで、先頭部に向かった

「よっしゃー!!

模擬運転台独り占め!!!

ふはははは!!

「なんだよそんな子供用のおもちゃではしゃいで、

お前よく基地でシュミレーター使わせてもらってるし、頼めばヒカリアンの運転席に乗せてもらえるんじゃねぇの

「それはそれ、これはこれ

そう言うと軽大は真剣な顔をしてブツブツ言いながら運転台をいじり始めた

「はぁ・・・

なあ、サウスだっけ

鉄は 九州支部に居たときからこんなだったわけか

「うん、

というか、小さい頃からそうだったらしいよ

もっともJHRに入ってからの方が生き生きしてるっては聞いたけどな」

 

~~~~~~~~~~

そして時間後、小倉

~~~~~~~~~~

 

「制限30、停車位置確認

・・・

停車」

サウスは小倉駅に停車する

「よし、着いたぜ

ただあまり長く停まってられないから、早く降りてくれ」

「う、了解」

デュアルと軽大はデッキに移動し、軽大はドアが開くのをじっくり見てから降りた

「じゃ、

明日はサクラに乗ってツバメと基地に行くから」

「了解、じゃあまた明日

泊するかもしれないけど、そのときは一緒に乗せてもらっていいか

「ああ、勿論

そ のときは連絡してね」

「おう

おい鉄いつまで連結部見てるんだ、

早く行くぞ」

デュアルは軽大を引きずって改札へ歩いていく

「ちょ、待ってって

あ、また明日ねサウく~・・・」

「う、うん・・・

また明日・・・」

 

「デュー、ちょ痛いよ」

「はやくマグ出せよ、改札出れねぇぞ

「マグロ見たいに言うなよ、

ぼくの端末は寿司ネタじゃないんだよ~」

デュアルと解放された軽大は鹿児島本線のホームへと向かって行った

「じゃ、ここからはオレが走るから

ヒカリアンリターン!!

ほい、乗れ」

「うーす、」

デュアルはどこからともなく飛んできた客車と合体しビークルモード(軌道走行状態)になり、その中に軽大が乗り込んだ。

「よし、出発

「ね~デュア、こないだ言ってたデュアルの親友ってさ、そんなにぼくと似てるの

「あ、まあな、

もちろんヒカリアンだから見た目は全然似てないケドな」

「ふ~ん、なら逆にさ見た目と名前以外に似てないところってどんなとこ

「うーん

体力とか、ちょっと人見知りなとことか、一部マイナス思考なとことかが改善されてるってとこか

「はいはい、ぼくは体力皆無でネガティブですよ~

否定しないけど」

「そ、そこまで言ってねぇだろ

あと、運動神経もだな

ってもアイツもどっちかっていうとインドアだからそうそうスポーツとかしてるとこは見てないけど」

「ま、ぼくより運動神経悪かったら大変だけどね」

「そういうところだよ、マイナス思考ってのは・ ・・」

など会話を続けてるうちに、デュアルはカーナビにしたがって踏切で鉄輪をしまい、道路に入った

そして大きな本屋や図書館、デパートなどのわきを抜けていく

(あれデュアルはどこに向かってんだ

この道って・・・)

そして数分後・・・

「よーし着いた着いた」

「・・・」

人は白とグレー、台のミニバンの止まっている一軒家の前に来た

「あと10分ぐらいか、早く来ないかな~」

「あの~、デュアルくん・・・」

「あ鉄、あと10分だけ待ってくれ、絶対驚くぜ

「いや、もう十分驚いちょる・・・

表札見てみ

「え

工藤・・・

あ、鉄の名字と同じだな」

「ぼくの家だからね・・・」

「あ~なるほど、どおりで同じ名字な訳だ

・・・え

えぇ!?

そのとき、空から二つの光が飛んできて台のミニバン・・・

マツダMPV二次車(LWW)前期型Vエンジン搭載スポーツパッケージ(シャストホワイト)と、

マツダMPV三次車(LYP)前期型スポーツパッケージ(メトロポリタングレーマイカ)に合体した

「「ヒカリアーンチェーンジ!!」」

「え!?マツダくんとVヒカリアン!?

軽大は驚きと喜びの声を上げる

「久しぶりだな、MPV」

「うん

ところで君は

「ぼくは工藤軽大

この家の長男で、今はデュアとJHR本部でお世話になってるんだ

よろしくねマツダくん、Vマツダくん

「鉄、このグレー・・・」

「メトロポリタングレーマイカ」

「え

あ、ああその メトロナンタラっ・・・

「メトロポリタングレーマイカ

都会のマイカグレーって意味」

「は、はぁ

とにかくそっちのほうがさっき言ってた俺の親友

ライトニングMPV

で白・・・」

「シャストホワイト」

「ああもう分かったから

でそっちがMPVの兄のVエイト兄さん

人間で言えば高校生ぐらいだな

何なんだよマツ・・・」

「あそうだったんですか!?

ごめんなさいV兄さん

年上なのに全然気がつかなくて・・・」

「ま、まあ人間から見たら年齢は分かりにくいだろうし・・・」

「確かに、本体が出てるのは目の部分ぐらいだしな

それよりマ

「とりあえずこれからどうする

家に泊まるか・・・

そうだアトム本店に行こう!!

軽大はデュアル の台詞を皆まで言わさず提案する

「本店・・・

こ、この近くなのか!?

「忘れたの~

ぼくのホームサーキットはアトム引野店だってこと!!

軽大が珍しくふんぞり返って自慢する

「ねぇねぇ、アトムって

MPVが聞く

「日本最大の模型チェーン店さ

ほとんどが巨大コースのあるミニ四駆ステーションになってて、毎月アトムカップってレースもやってるんだ」

「それにミニ四駆だけでなく鉄道模型やプラ材も豊富

おおきなNゲージレイアウトだってあるんだぜ

「な、何それすごい!!

そんな天国みたいな所が、地球にはあるなんて・・・」

「だけど、僕たちのマシンは星に置きっぱなしだからすぐには走れないのが残念だなぁ」

「え

それならそれぞれのトランクを見てくださいよ

「「」」

人は言われるままトランクを開ける

すると中から出てきたのは白とグレーのRVミニ四駆・・・

いや、人のボディをモデルにしたレーサータイプミニ四駆

「こ、これは

「へへ~ん、すごいっしょ

またもや軽大が自慢する

「す、スゲェぜ鉄

まさかここまで見越して転送装置まで作っちまってたなんて

「・・・

は、はいぃ

デュアルの言葉に軽大は激しく困惑する

「えーと、とりあえずソレぼくの造形力を誉めてるわけやないよね

なんでこのマシンで鉄の造形力が分かるんだ

「ぼくがフェアレディZランドクルーザーから削り出したマシンを見て何故分からん!?

軽大が悲しみのこもっ た声で言う

「ちょっと待て

人ともマシンを見せてくれ」

デュアルに言われ人はマシンを渡す

「このシャーシはサスMSMA

サイドの文字・・・

同じだよな

「う、うん・・・

兄ちゃんの『TMW00』とぼくの『TMW01

位置も字体も一緒だけど・・・」

「ほらこれは人が星で使ってたマシンだ

これでも自分が作ったって言い張るのか!?

「あ、当たり前じゃん事実なんやけ

TMWってのは『ミニ四駆レーサー鉄の作ったM系前後用サス』って意味だもん

「デュアル、軽大君の言ってることは多分本当だよ

僕たちはLWランドクルーザーなのは何とか分かったけどLYが何ベースか分かんなかった

それにこのマシンは『開かずの倉庫』から出てきたものを使ってたからね」

「開かずの倉庫

軽大がVエイトの台詞に大量のを浮かべる

「星にあった謎の倉庫だよ、

今のヒカリアン文明の始まる遥か昔からあったと言われて、誰にも開けることのできなかった変な倉庫さ、

なんでかボクたちは普通に開けれたんだけどね、

そこに大量のミニ四駆があって、ボクたちの秘密基地にして遊んでたんだ

当時はヒカリアン星でミニ四駆なんて売ってなかったから、そこにあったマシンを使ってたんだ

そこでボクがこのLY型、兄ちゃんがそのLW型、

デュアルはここにはないけど、ポリカ強化旧FMに乗ったハリケーンソニックを使っていた

だからこのマシンは、将来開かずの倉庫に置かれるマシンなんじゃないかな

「な、なるほど・・・

ッて

あの古くさい倉庫そんなすごいものだったのか!?

俺たち、そんなもんで遊んでよかったのか・・・

デュアルが汗だくになる

FMハリケーン・・・

もしかして・・・」

軽大は家の中に入り、一台の真っ赤なマシンを持って出てきた

「もしかして、コレ

「おお

これだこれ!!

コイツも鉄が作ったのか

「うん、デュアル使う

「・・・

いや、オレは03が居るし、FMじゃ超速使えないからさ

けど、何かあって0102も出れないときは」

「もちろん、コイツを貸すよ」

軽大とデュアルはうなずく

「さ、早くアトムに行こうよ」

「そうだな

じゃ、オレに乗ってよ

車内はピットにしてるから中で改造できるし」

「デュアルさっすが ~

軽大くんも手伝ったの

「んにゃ、会ったときからこうだったよ

道はぼくが教えるけん、運転席に座るね」

「了解

じゃ、『ヒカリアンリターン』

デュアルはビークルモードになり、人が乗り込むと走り出した

そして数分後、

高い建物がほとんどないのどかな道を通り、デュアルは公園に面する道路に停車した

向かいには秋葉原店と同じ看板をつけた模型店があった

模型の看板のつは割れており、立地もあわせはっきりいって「全国的チェーン店の本店」といった感じはないが、

平屋ながら非常に大きく、周りの風景と馴染み

非常にいい雰囲気を持った模型店である

「こ、ここがアトム模型の本店・・・

「地球には、こんな大きなミニ四駆メインの店があるんだ!!

デュアルとMPVがそれぞれの感想を言う

「どうすごいっしょ

「って、鉄のじゃねぇだろ」

「アハハ、そーだけどさ~」

その時、メインのコースを走っていた青年がマシンを停め、振り向いた

「あれ工藤くん!?

「たいちょー

軽大に「たいちょー」と呼ばれた青年が、マシン・・・

白く塗装されたオープントップのシャドウシャークを持って来た

知り合いなのか

「うん、よく遊んでもらってる近所のお兄さん」

「大長培人です

君たちは工藤くんの同僚

大長に聞かれ、ヒカリアンたちも自己紹介する

「北海道支部所属のDMV、特車隊デュアルです

今は鉄と一緒に本部で研修中だから、北海道ですごしてないけど一応今 も北海道支部所属だ」

「はじめまして

今日地球に来たばかりのライトニングVエイトと、」

「弟のMPVです

「来たばかりでよく分からないことも多いですが、よろしくお願いします」

「えーと、

デュアルくんにVマツダくんとマツダくん・・・

じゃなくてエイトくんとMPVくんだっけ

よろしく」

その時、人の少年が入ってきた

「あれ

ヒカリアン

「めずらしいやん」

「ん

マサとカイタロス

「クド!?

何でここに!?

「JHRクビになったのか~

「ンな分けないじゃん

今日はちょっとこの人を迎えにね」

軽大がVエイトとMPVを示す

「もしかして、クドん家の車

「うん、マツダくんとV兄さん

さっき来た ばっかりなんだ」

「へー、よろしく」

「よろしく、マツダくん」

「こちらこそよろしく」

マツダじゃなくてMPVなんだけどな、名前・・・」

「ねえねえ、せっかくみんな集まったんやけレースしない!?

トーナメント戦でさ」

軽大が提案する

「お、いいじゃん」

「久しぶりにMPVと戦えるなら、オレは大賛成だぜ

「まさか来ていきなりレースできるなんて・・・」

人は次々賛同する

「じゃ、決まり

コースはここアトム引野店メインサーキット

ルールはタミヤ公式戦と基本的に同じ

但しミニFのパーツとエネループライトの使用、

本来許可されてない旧FMやタイプへの超速・チョイ速ギヤ、

タイプへのコンペティションギヤの装着

フルベアリング加工は可

あとここにあるMSMA用標準ギヤ、タイプ用超速ギヤの使用もOK

なにか質問は!?

「ハイッ

間髪入れずデュアルが手を挙げる

MS用標準ギヤと、タイプ用超速ギヤなんて何処に売ってたんだよ!?

「ぼくが余ったギヤを使って作ったんだ

セットずつあるよ」

そう言って軽大がポケットからいくつものカラフルなギヤを取り出す

「そ、そうなのか・・・」

「それ

この間ボクも作った

「なんと

ならマツダくんと人でもっと量産できるじゃん

「感心すんな、人とも・・・」

デュアルがツッコむ

「アハハ・・・

あ、あと決勝はこのパワーチャンプを配るから、それも考えててね、

で、人だから・・・

どう いう順番でレースしようか

人、人で、勝者とあまりで決勝

でいいんじゃない

大長が提案する

「お、それいいやん

じゃ、チーム分けは

グーとパーで分かれて、多かった方がじゃんけんして勝ったヒトがシードとかは

「それがベストやろうな」「うんうん、」

雅信の案に皆が賛同する

そして分かれた結果、

軽大、Vエイト、雅信がグー、

のこりがパーで、そのうち大長がじゃんけんに勝利しシードになった

 

~~~~~

30分後

~~~~~

 

「皆、セッティングできたな

じゃ、V兄さん&MPV地球到着記念トーナメントレース始めるぞ

「「「おー!!」」」

「じゃ、ボクがシグナルを押すよ」

大長がスイッチに手をおく

そしてV エイト、軽大、雅信がコースに並んだ

「じゃあ行くよ」

全車のスイッチが入る

ピー

「ゴーLW

「出発進行、ドリームセイバー

「発車

インから順に、

LWマツダMPV

ドリームセイバー

シャイニングスコーピオン

が発車する

まず飛び出したのは雅信のスコーピオン

元々最高速タイプセッティングの軽量マシンに、高トルクのパワーダッシュモーターを乗せたために、非常に鋭い加速を見せている

二番はVエイトのLW型MPVである

トルクの高いセッティングが得意なVエイトだったが、大きな加工ができず車重に振り回されてしまっている

軽大のドリームセイバーはLWの直後にくらいついているが、前回ほどの加速は なくなっている

「あれ鉄のボディ、クリヤーじゃない・・・!?

「ふっふっふ、気がついたようだね

今回プラのセイロクを使いボディマスダンにしたのだ

それも『ホットサンドシステム』を参考にウエイトをボディの低い位置につけ、フロントギヤカバーを叩くようにアンダースタビヘッドをつけたから機能はオリジナルと同じ

名付けて

・・・

あ~、えーと・・・

取り付け方が東北ダンパーに似てるから『山陽ダンパー』とかどうかな

「名前考えてねぇのかよ・・・」

「ま、名前はともかく、

これで安定性が上がったらウルトラ乗せてみるつもりなんだ~」

確かに、この間に比べ安定性は格段に上がっている

・・・だが、

スピードもかなり落ちているような ・・・

ボディが重たくなったとはいえ、ここまで減速するだろうか

とか考えているうちに、LWスコーピオンに追い付いた

LWの方が安定性が高い分、しっかりグリップできたためスコーピオンに直線で引き離されても総合的にはほぼ互角となっているのだ

ところでセイバーは・・・

「ちょ、どうしたセイバー!?

「どこか当たってるんやない

「いや、ちゃんと当たらないように確認しながら作ったもん」

「なぁ鉄、そのモーターパワーダッシュだろ

それもこの間も使ったやつ」

「うん、そうだけど・・・

もしかして!?

「絶対寿命だろ」

このとき販売されているパワーダッシュモーター及びスプリントダッシュモーターはブラシの品質にバラツキが多く、中にはブレ ークインだけでへばってしまうようなものもあるらしい

だからアケポン(開封しただけで慣らしも何もせずにのせること)や、大量に購入して選別することが多いのだが、

このモーターは一度レースで全力を出したもの、しかもかなりのハズレだったようで、かなりパワーが落ちてしまっているようだ

いい勝負をしているLWスコーピオンに対し、完全においてけぼりを食らっている

「も、モーター交換をさせてくれ

「別にいいけど、俺は停めねぇぞ

「僕もこのままいかせてもらうけど・・・」

「おう秘技ウルトラ・・・

いや、プラズマダッシュの力で追い抜いてやる!!

そういって軽大はレーサーズボックスから歪な形のエンドベルをした黒いモーターをつかみ、セイバーを停めて山陽ダンパー(仮)を大きく開き、ワンロックギヤカバーを開いてターミナルごと交換しすぐに再スタートした

「っけードリームセイバープラズマエディション!!

ドリームセイバーはさすがプラズマダッシュモーターというべき爆発的な加速力を見せて走り出した

コーナーもギリギリ通過し、ナイアガラもなんとかクリア

どんどん差を詰めるが、あと数十cmというところで・・・

「Vエイト、雅信ゴール

ほんのわずかの差でVエイトの勝ち

届かなかった

さすがにプラズマダッシュといえど、使いかけのエネライトであの遅れを取り戻すのは無理があったようだ

「くそー

あと少し早く交換していたら・・・

「それはそれで無理だったと思うよ」

「何でさたいちょー・・・」

「あそこまでギリギリだったら、あと数cm加速距離が長かっただけですぐコースアウトしてたと思うよ」

「そうやなぁ、重りつけてたらよかったんやない

その時、回収し損ねたドリームセイバーが速度過多でクラッシュする

「ほ、ホントだ・・・

けどウエイトまで増やす暇はなかったよ・・・」

「とりあえず、V兄さん決勝頑張ってね

「うん、けどもう少し加速を鋭くしたいな・・・」

「ならギヤの肉抜きでもする

ここに電動ドリルあるし」

軽大がポケットからタミヤの電動ドリルを取り出す

「使っていいの

「モチロン

「ありがとう

エイトは軽大からドリルを受けとると、作業台へ向かった

「次は、たしかオレとデュアルとマツダくんだよな

カイタが言う

「う、うん

名前、MPVなんだけどな・・・」

「MPV、久しぶりのレースでも、いつもどうり俺が勝つからな

「何言ってんのさ

いつもウイルス一匹分ボクのが速いじゃないか

「どれだけギリギリなんだ・・・

はいはい、人とも並んで並んで~」

大長に言われ、インから順にMPV、デュアル、カイタがコースについた

レッドシグナルが点灯する

ピッ

ピッ

ピッ

ピッ

ピー!!

「行け03!!

「制限解除、出発進行!!

「俺に勝てぬものなどあんまり無い

まずはじめにカイタのエアロアバンテが飛び出した

元々コーナー重視のマシンだが、クリヤーボディに電池落としをやっているためかなり軽く、加速でこのマシンに勝てるものはここには居ない

しかし最高速ではLYが 、アップダウンの安定性では03が上回っているため、ジリジリと差を詰められている

「行っけーTMW01サスペンション!!

「頼むぜ内蔵逆東北

LY03台はアバンテより重い車重を生かし、低く短く飛んで地を蹴り、

アバンテを抜いた

そしてアバンテも飛ぶが、アバンテには小さなマスダンがつついているだけ、

跳ねて飛び出すと思えたが・・・

 

ダムッ!!

 

アバンテはわずかにはずんだだけで、コース壁はこえなかった

「何故・・・

「『なんちゃら』だ

「な、『なんちゃら』ぁ

「『フレキシブルなんちゃら』、ちゃんとした改造の名前だよ

あえてシャーシの剛性を抜くことで、シャーシ全体がこんにゃくのようにしなり、サスペンションみたいな機能をするんだ

アバンテもFRPをサイドに入れて補強しているとはいえ、大胆な電池落としの肉抜きで剛性が落ちている

だからなんちゃらと同じような効果を発揮できたんだ!!

確かにアバンテは03のようなマスダンパー等で無理に押さえつける走りではなく、

サスペンションマシンであるLYに近いなめらかな走りをしている

「全車ファイナルラップ

トップはグニグニ走りのマツダくん

次にガチガチ走りな03が追い上げる

おっとここで得意のストレートに入ったうにうに走りのアバンテが、すごい加速で距離を縮めていく!!

「鉄なんだようにうにとかグニグニって・・・

あと俺のマシンをガチガチって言うのなんか嫌なんだが・・・」

「じゃ、ぼく のセイバーは『のごっのご』でいいからさ」

「どんな擬態語だよ・・・」

そういってるあいだに全車ゴールした

「結果は!?

「えっと、本当にギリギリだったけど・・・

03が何とか最後の最後にマツダくんを抜いて

マツダくんは少しスピード不足だったかな・・・

最後がアバンテ

カイ今度ギヤの肉抜きでもしてみる

「なんかバランスが何とかってネットに出てたけど

「きちんと均等に印つけてあければ大丈夫~」

「次は僕たちだね」

「大長さんちょっと待って

まだオレメンテが終わってない

「僕も、もう少し慣らしをさせてほしいな・・・」

「あ、ゴメンゴメン

じゃあ、30分ぐらい開ける

「お願いします」

「それだけあれば十分だな 」

人はそういうと、無言でマシンの調整を始めた

そしてちょうど30分後・・・

「「できた」」

人が同時に工具を置いた

「では

マツダくん&V兄さん来地球記念MDKカップ決勝戦

出場者は、

白いボディがまぶしいパワータイプのVエイト兄さん&LW型MPV

完璧なローラーセッティングを武器とするコーナー重視のデュアル&サラマンダー03

そして運も見方につけた我らが隊長大長培人&シャドウシャーク

人には、このタミヤ社製アルカリマンガン乾電池『パワーチャンプGZ』を本ずつ渡します。

この電池のみで走りきること以外は予選と同じレギュレーションです。

ではレーサーはスタートについてください

軽大がパワーチャンプGZを渡しながら、実況者のようなノリで言う。

そして人はマシンに渡された電池を入れると、インからデュアル、Vエイト、大長の順にスタートについた

「シグナル点灯

レッドシグナルが光り、電子音が鳴る

カチ、キュイイィィィィ

クッ、シャァァァァァー

カチッ、ギュィィィィィィ

全車のスイッチが入り、シグナルも青に変わる

「ゴーLW!!

「行け03

「発進

スタートした瞬間、軽大が爆走兄弟レッツ&ゴー!!のBGM

「マグナムセイバーのテーマ」を流し始めた

「さぁ、各車一斉にスタート

まず飛び出したのはV兄さんのLW型VMPV

高トルクセッティングにギヤの肉抜きが加わって鋭い加速を見せている

次に続くのはデュ アルのサラマンダー03

LW以上のトルクを持つ03だが、軽くなった駆動系に遅れをとったか!?

そしてたいちょーのシャドウシャークは・・・

おおもう03に並んでる

台ほどの加速はないものの、トップスピードの高さで追い上げた

軽大の実況が始まったから、作者は少し楽をするか、

あとは頼んだ

台ならんでウェーブコースにはいる

トップで抜けるのは・・・

LW

トルクと駆動系の軽さを加速に変えてスムーズに走り抜けた

続いてシャドウシャークが軽量車体を武器にしてLWに迫る

03は自分の重さに少し振り回されているようだ

先頭のLW、続いてシャドウがデジタルカーブを抜けて芝ストレートに入った

おお

ここで03が減 速した台に迫る

「確かデュアルはARだったよな

ARは裏がツルツルだから、こういうのには強いんだよな」

「あとパワーもあるけ、これだけの追い上げができるんやろ」

カイタと雅信が解説する

ヒルクライムに一番でたどり着いたのは03

そこにLWが差を積める

そしてそれぞれジャンプ

台そろってきれいに入った

遅れてシャドウシャーク

ああっと着地でバランスを崩し加速に遅れてしまった

さらに追い討ちをかけるロングウェーブ

03LWは順調だが、シャドウシャークはさらに距離を離される

バンクを03LW、シャドウの順で抜けたらそのままの順で週目に入る!!

このまま03が逃げ切るのか!?

・・・いやLWもシャドウ シャークも差を詰めている!?

「モーターとギヤの違いや

LWはギヤの肉抜きで駆動系全体が軽くなってより小さな力で回せるし、

シャドウはモーターがパワーダッシュやHDPより消費電流の小さなハイパーダッシュやけん、スピードが落ちにくいんよ

雅信が解説する

「な、なるほど」

と言ってるうちに週目も半ば

ナイアガラで並びそれぞれ着地

03、MPV、シャドウの順で安定したが、03は長いコーナー、ウェーブでトップをキープするもバンクで減速、

そのすきにLWが前に出て

下りと最後のストレートでシャドウシャークがすさまじい追い上げを見せる

そして・・・

「ゴール

位はわずかの差でV兄さん

人はおしくも同着位だ!!

「や ったぁ

「さすが兄ちゃん

「くっ、V兄さんに敵わなかったか・・・」

「いや、ニッ水だったらきっと負けてたよ」

「ぼくもPDにしとけばよかったかな・・・

おめでとう、Vマツダくん」

「あ、ありがとうございます、大長さん

ただ『マツダ』じゃなくて『エイト』なんですが・・・」

「ああ、そうだったね

ゴメンゴメン

ところで、何で最後だけパワーチャンプにしたの

「ホントだよ

それもGZなんて古いやつ・・・」

大長とデュアルが口を揃えて聞く

「いや~、人のトランクに電池も入れてたんだけど、見たら今月が期限でさ~

使いきっちゃおうと思って~」

軽大が軽い調子で言った

「そんな理由かよ・・・

どうりでいつもより遅いと思ったぜ・・・」

デュアルはパワーチャンプを取り出し、期限を確認しながら呆れた様子で言った

「ところで、これから工藤くんたちはどうするの

すぐ東京に戻る

「いや、軽大くんの家族に挨拶ぐらいはしておきたいし」

「そっか、なるほど

じゃ一旦帰るか

たいちょーたちは

「今日は基地に泊まるつもりなんだけど、

あとから来たら

「いいね

じゃ、用事がすんだら行くよ」

「ちょっと待てよ

基地って

「ぼくの家のこと

共同で買ったゲームとか機械とか色々置いて、自由に集まれるようにしてんだ」

デュアルの問いに大長が答えた

「デュアルは先行ってたら

「ちょ、ちょっと待てよ鉄

「あ~、デュアルくんが一緒なら歩かなくてよくて楽だね~」

「え!?

いいんですか大長さん

「別に泊まるのが人増えても問題ないよ~」

大長は手をヒラヒラさせながら言う

「と、いうわけで

みんな後でね~」

軽大とMPVはいつの間にかリターンしていたVエイトの車内に乗り込んでいた

「え!?

兄さんも!?

待てよー

「後で行くから~」

叫ぶデュアルを振り返ることもなく、Vエイトは走り去っていった

「デュアルくん、乗せてってもらっていい かな

「泊めて貰うのならそれぐらいやりますけど・・・

本当にいいんですか

「久々に会ったからね」

「JHRのことも色々聞きてぇしな」

「それにお土産約束してたんだよな~」

大長、雅信、カイタがそれぞれ言う

「カイタ悪ぃ、

今日場所伝えずいきなり連れてきたから多分鉄何ももってねぇ・・・」

「ええ~

まぁいいけどさ」

「『ヒカリアンリターン』

じゃ、乗ってくれ

あと道案内も頼む

ナビより地元民の方が信用できるからな。」

「了解」

人が乗り込んだのを確認すると、デュアルは走り出した

 

~~~~~~~~

数時間後、大長宅

~~~~~~~~

 

「ブレイブハート

諦めるな、お前の夢を

ネバーギブアップ

走り抜けろ・・・ 」

ガチャ

「ただいま~」

軽大とMPV、Vエイトがやって来た

「鉄、ここお前ん家じゃないだろ・・・」

「いーのいーの

お帰り工藤くん」

「大長さんまで・・・

まあ家主がいいならいいんだけどさ・・・」

「ところでデュアル達何してんの

「カラオケ

ゲーム機からできるんだってさ

今時すげぇな

レツゴーの曲もかなりあったぜ」

MPVの問いにデュアルがマイクを振り回しながら答える

つーかお前ら未来人だよな・・・

なのに「今時すげぇ」って・・・

「へー、ボクにも歌わせてよ

「おう、今みんなで歌ってっから順番な

・・・って俺の終わってる

「たいちょーWiiU買ったん

「いや、雅信くんが福引きであたってね

持って来てく れたんだ。」

「そうだったん

ぼくも歌う!!

こうして、途中で夕食を挟んだりしつつ、カラオケ大会は夜中まで続いていった

 

そして、翌日朝・・・

 

タータッ タッタッタタタ~

「な、何だよ急に・・・」

超特急ヒカリアンのBGMが鳴り、デュアルが目をさます

「ゴメンゴメン

目覚まし切るの忘れてたよ~」

台所の方から軽大がフライ返しを握りしめてやって来た

そしてデュアルの近くに転がっていたマグナム号を操作し音を止める

「あぁ、いつの間にか寝ちまったのか・・・

鉄は起きるの早いな・・・」

「いやぁ、それがさ

寝てないんだよねぇ~

ずっとパソってて」

軽大が笑いながら言う

「鉄・・・

徹夜したのかよ」

「『鉄が徹夜』って

ハハハ

いや~結構平気なんだね

徹夜しても

ククク・・・」

軽大が笑いをこらえながら言う

「いや、平気じゃなさそうだぞ・・・

テンションおかしいし」

「いや、 デュアが面白いこと言うからじゃんっ

それよりもうすぐご飯できるけんみんな起こしてくれん

「お、おう」

軽大は台所にもどり、デュアルはVエイト以外を起こした

「さて・・・

最後の難関だな・・・」

「どうしたん

雅信が聞く

「兄ちゃん、一度寝るとなかなか起きないんだよね・・・

デュアルと大長さん手伝ってくれる

「え

いいけど」

「何するんだ

「え~と・・・

これでいいや」

MPVは布団をつかむと、人に渡した

「これを持って、あそこに構えてて

兄ちゃんが飛び込んでくるから」

そう言うとMPVは直方体タイプのパトランプを手にし、Vエイトの耳元で囁きながら鳴らした

「緊急事態緊急事態

情報技術開発部にて開 発中のプログラムが暴走

対応できる技術者は至急情報技術開発室へ向かってください

そう言い終わるとMPVは瞬時に飛び退き・・・

 

ズゴーン!!

 

エイトが、いきなり構えていた布団に飛び込んだ

「え何々!?

「どうしたんだよいきなり!!

雅信とデュアルが驚くなか、Vエイトが目を覚ました

「いたた・・・

あれここは・・・

 

「おはよ、兄ちゃん」

「ああ、MPV・・・

おはよう、」

「ねえ、どういうことなの

大長が聞く

「ぼくたちは星で新しいシステムの開発をするプロジェクトにいたんだ

それでV兄ちゃんはすぐ駆けつけてくれるんだけど、

寝てたときは寝たまま移動するんだよね・・・」

「それで、思いっきり布団に飛び込んだ、というわけか・・・」

「え

何の話

デュアルをはじめ回りのみんなは一応理解はしたが、本人だけ何の事かさっぱりのようだ

「Vくん、ちょっと気を付けた方がいいよ」

「え

よくわかんないけど、

ありがとうございます大長さん」

「ご飯できたけみんな来て~」

「おう」

軽大に言われ、全員が食卓につき朝食をとりはじめた

 

~~~~~~

 

「ごちそーさん

ほら人とも

サクラさんが駅に来ちゃうよ

軽大がデュアルとMPV兄弟をせかす

「ふぁくらふぁん

「今日はレールスターとN700系とE系のヒカリアンも来るんだよ

そこでその兄弟の8000番台サクラさんやいとこの800系つばめさん、友人の500系V編成 サウくんも出迎えに行くから、ついでに乗せてもらうことになったんだ」

「へ~、それなら急がないと

MPVは急いで食事を終えると、荷物を持って外に飛び出した

「おい待てよMPV

オレたちまだ食ってるんだけど!!

「デュアルに乗って、途中から線路にはいるんでしょ

先に荷物を載せとこうと思って。」

「それなら助かるけど・・・」

MPVは外に飛び出した

「っく、MPVのやつせっかちなんだから・・・」

「でもあの行動力は見習いたいよね」

「だよね~」

軽大のセリフにVエイトが同意する

「V兄さんはのんびり、鉄はダラダラしすぎなだけだろ・・・

早く食っちまおうぜ」

そういうが、いつの間にかVエイトも食べ終わっていた

「うぇ

・・・

 

ごちそーさん

デュアルは慌てて食べ終わると、荷物を手に持った

「じゃ、ぼくたちはもう行くけど、

洗い物とかはたいちょーたちに頼んでもいいかな

「いいともー

朝ごはん作ってくれたんだし」

「洗急(せんきゅう)~」

変な言い方をした軽大は、リターンしたデュアルに乗り込んだ

「大長さんたち、日ありがとうございました」

エイトが挨拶し、デュアルとMPVも頭を下げる

「いやいや

東京行ったときはよろしくね」

「うん、じゃーね~」

軽大が言ったのと同時に、デュアルは走り始めた

北のサラマンダー現る

超・電導特急ヒカリアン

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「それは第2資料室へ、そのダンボールは倉庫へ移動!」

ある土曜日、ヒカリアンたちはステーション内の一つの部屋を掃除していた

「ただいま~ あれ?どうしたんですか?」

帰ってきた軽大が聞く

「ああ、実は明日、本部に北海道支部から新しくヒカリアンがやって来ることになったんだ、だから使っていない部屋を片付けて、使えるようにしているんだ。」

ノゾミが答えた

「へ~

で、どんなヒカリアンなんです?」

「それが、ちょうど私とウエストは運行があって今戻ってきたばかり、

博士とドクター、ウインダッシュは『ライオソード』の修理と、Xー01の武器の解析で地下の整備室にいるし、Xー01本人は山梨で体をならしている。

指令室にいて対応できたのはこだじいだけ、

だから取り次ぎは全てこだじいがされたんだが、終わってすぐ眠ってしまったらしく、このメモしか手がかりがないんだ」

そう言ってノゾミは軽大に1枚の紙切れをわたす。

「うわ、すごく達筆・・・

えーと、『ヒカリアンの少年』『バス』『北海道支部→本部転属』『明日17時着』

・・・これだけですか バスってことは、ロードヒカリアンですよね」

「そうだろう。 まあ、移動手段ということも考えられるがな」

「確かに、ずっと走るのもキツイでしょうしね、

でも、それならスーパー白鳥東北新幹線を乗り継げばいいのに」

軽大が後半をボソッとつぶやいた

「そういえば、軽大はどこへ行ってたんだ?」

「明日、近くの模型店でレースがあるんです。 だから、最終調整に走ってました。」

「そういえば、軽大はミニ四駆をやっていたんだったな。」

「はい、最近はネットに公式SNSができたりもして、すごく盛り上がってきてるんですよ。

明日はそこで知り合った方が引っ越して来るらしいので、無様な姿見せられないですもん!」

「ほう」

「ちょっと!ノゾミと軽大も片付け手伝ってよ!」

ウエストが話してて手が止まってたノゾミと帰ってきたばかりの軽大に言う

「あっ! すみませんウエストさん!」

「すぐ行く!」

2人は片付けに戻った

その後、片付け終わりみんなが集まった

「ねぇねぇ、新しいヒカリアンをおもいっきり歓迎しない!?」

「お!いいなソレ」

ウエストの提案に、ツバサが賛同する

「北の方から来るバスなら、この道から来るんじゃないかな?」

「どれどれ…

この道ならここからこうだし路線でも下でもこう通るから…

ケンタ先輩の言う通り、ここでしょうね、

なら、この入り口で迎え入れたらいいんじゃないですかね」

ケンタの意見を軽大が調べ同意する。

「軽大は明日レースがあると言ってたが、いいのか?」

ノゾミが聞く

「はい、というか丁度レースが全部終わって帰りつく時間なんですよ

北海道のひとと到着が一緒になるかもしれませんが、逆方向なので大丈夫です。

準備は手伝えませんが・・・」

「そうか、まあ君は元々明日は休みだったんだし、友達を待たせても悪いだろう

気にしないで楽しんできたらいい」

「ありがとうございます!」

そして翌日朝・・・

「ギヤ良し、オイル良し、ホイール良し、充電良し!

そしてボックスに入れて準備良~し、っと!」

「ケーくんケーくん、

あれ、軽大さん何してるの?」

丁度レースの準備をし終わった軽大のところにケーくんがやって来た

「これからミニ四駆・・・

車のレースがあって、それに出るんだ、 ケーくんも来てみる?」

「車のレース?見てみたい!」

「おし!なら一緒に行こう」

そう言って軽大は自転車に乗り、2人は外に出た

「あれ?新しいヒカリアンってまだ来ないよね?」

「うん、5時じゃなかったかな? なんで?」

「あれ・・・」

ケーくんが指差した先、

線路には黄色いバスがいて、道路に降りて行った

「あんなバス居たか・・・?

けどJHRマークってことはうちのだし、

やっぱり新しいヒカリアンだ!」

「追いかけよう追いかけよう!」

「・・・途中までね」

ケーくんが自転車に飛び乗り、軽大が全力でこぎ出した

当たり前だがバス相手にどんどん引き離されていくが、運良く近くの信号が変わり、バスが停車、自転車を横につけた

「ん?お前ヒカリアン?それにそのボックス、

そっちの前のヤツ、お前もレーサーか」

黄色いバスがバイザーを上げて話しかける

「やっぱり新しいヒカリアンだったんだ!ケーくんケーくん!」

「はぁ、はぁ、 ぞ、ぞぉぜっ゛・・・」

「おい大丈夫か・・・?

俺に乗ってけよ、お前も今日のアトムカップに出るんだろ」

軽大はバスの提案に頭を下げる バスはそれを見てドアを開け、2人は自転車をもって乗り込んだ

そして信号が青になったのを確認して走りだし、車内のモニターに目を表示する 「はじめまして、オレは特車隊デュアル、

今日北海道からやって来たヒカリアンさ、よろしくな!」

「はぁ、はぁ、 よ、よろじぐ・・・」

「ぼくは200系新幹線K編成、ケーくん!

いつもは東北支部にいるけど、時々本部に来てるんだ

こっちの人は工藤軽大さん、最近本部に来たんだって」

バテバテの軽大に代わりケーくんが自己紹介する

丁度そのとき黄色い文字で大きく「アトム」と書かれた模型店についた

この模型店は1階の奥にコースがあり、手前に小さい駐車場がある

この日は早く来たこともあり、黄色いバス・・・

特車隊デュアルはひとつだけ空いていた所に後部車体を停車させた

「ふ~、空いててよかった ちょっとコース見てくる、オレの車内はピットになってるから、自由に使っていいぜ」

「ぼくも・・・」

「お前大丈夫か?

ゲ!ナイアガラVer.1がある!」

「ナイアガラ?」

車内から出てきたケーくんが聞く

「ナイアガラっていう急なダウンヒル・・・

下り坂があるんだ、

あまりに大きくて急だから、すごくキツいんだよ・・・

あれは段ボールの自作か」

「お、もう使われてる」

「何だ?あれ知ってるのか?」

「ぼくが作った・・・」

「な! とりあえずチューンし直さなきゃだな・・・」

2人は車内に戻り、それぞれマシンを出した

「そういえばどんなマシン使ってるんだ?

オレはランチボックスをベースにDMVにしたんだ」

「ランチボックスのでぃーえむぶい・・・?

え?ちょっとマシン見せて!」

「え?これだけど・・・」デュアルはマシンを見せる

「やっぱり北のサラマンダーさん!」

「え?じゃあ、もしかして その新幹線色のセイバーは・・・

ミニ四駆レーサー鉄さんじゃないですか!」

「どうしたの!?」

「ぼく「オレたち仲良しでした!」」

「いやー、まさか北のサラマンダーさんがヒカリアンだったとは」

「もう敬語やめてデュアルでいいですよ、

しかし、鉄さんが鉄道好きは知ってたけどJHRにいたとは、

じゃあ、仕事で東京に引っ越したってのも自分のことだったんだ」

「ならこっちももう呼び捨てでもいいよ、

元々は九州支部に居たんだけど、技術を磨くために本部に来ることになったんだ」

「なんだ、オレも鉄と同じで、技術を学ぶためなんだ

ここにはすごい技術者がいるらしいしな」

「博士とドクターですね、」

「え?どうなってるの?」

状況が把握できてないケーくんが戸惑う

「あ、ゴメンゴメン

実はぼくたちはネットで前からよく話してたんだ

それで盛り上がっちゃって

あ、早くしないと車検間に合わないよ!」

「ホントだやべぇ!」

「そうなんだ、

ん?これは車のおもちゃ?」

ケーくんが2人のマシンを見て言う

ミニ四駆はおもちゃじゃねぇ!」

「そうだよケーくん、これがミニ四駆、レース用マシンで、これからこれを改造してレースをするんだ

本気を出せば60km/hも出るスーパーマシンなんだ」

「レースを見たら嫌でもおもちゃじゃないと分かるから、しっかり見てろよ!」

「こんな小さい車が60km/h・・・!?」

ケーくんが驚く

「ま、レースではコースアウトしないようにするのが重要だから、もっと遅いことが多いけどね」

そういいながら、デュアルはリヤステーを、軽大はタイヤを交換し、いくつか新しくパーツも装着して、デュアルは緑からグレーに、軽大は白から赤にモーターを同時に交換した

そして無事に車検を済ました

「オレは・・・

1回戦は鉄とは別か、当たるのは決勝だな」

「おし!デュアル、決勝で会おう!」

「お前もHD2に振り回されるなよ」

「ぬふふふ!レーンチェンジャーがループだから怖いものなしだぜ!!」

「ループとナイアガラって結構シビアなんじゃねぇか・・・?」

デュアルの心配通り、ナイアガラで飛び出すマシンや、ループで落ちるマシンが続出、 まともに完走できないマシンも少なくなかった

中にはスライドダンパーを着けなかったため、デジタルカーブで弾かれたマシンもいる

そして、デュアルの番が来る

「よし!次はオレだ」

「頑張れデュアルー!」

レッドシグナルが光る

[ピッピッピッピッピー!!]

青に変わり、3台のマシンが飛び出す

ギャン!ギャン!

デュアルのマシン「サラマンダー03」は、非常にスムーズなコーナリングで連続S字をクリアしていき、他の2台を引き離していった

「おし、そのまま行け!デュアル!」

「す、すごい・・・」

03はそのままのスピードでウェーブセクションに進入 前後のスライドダンパーによって、滑らかに加速 ループに入る

「登れーッ!!」

「鉄、ちょっとウルサイ・・・」

今までの走りで上げたスピードを使いループを一気に切り抜け、ウェーブ・カーブ・デジタルカーブ・ストレート・バンク・ヒルクライムを走り抜ける

ストレートではのこり1台にぬかれたものの、バンクで追い詰める。

デュアルのマシンはヒルクライムの終わりに、フロントの850ボールベアリングを引っかけて安定させ、ブリッジに入ったが

隣のアバンテは少しコースを出てしまい、なんとか着地するも大きくバランスを崩していた

そしてナイアガラに入る 2台とも大きくコースから出た

03はまっすぐ翔んでいたが、アバンテはコースから外れかけている

そして03のリヤローラーとアバンテが接触

アバンテは体制を建て直すが、03は逆にリヤがはみでてしまった。

「まずい、このままじゃデュアルはリタイヤだ・・・」

「や、落ち着いてよく見てろ!」

デュアルは自信満々に言う

しかし、このままでは着地時にブレーキが当たり、横転してしまう。

ガコ!

「え!?」

ゼッタイにCOすると思われたサラマンダー03は、何事もなかったかのようにコースを走っていた

「見たか!可変ブレーキの力を!」

「『可変ブレーキ』・・・?

そうか!フェンスに当たったブレーキが上にあがることで、デーパータイプローラーのようにマシンを中心に誘導するのか!」

「あぁ、ネットで見た改造を参考にしたんだけどな、」

03は仕返しといわんばかりの勢いでアバンテを追い上げ、 抜いた。

そしてコーナーで少しずつ、だが確実に距離を広げていく。

ホームストレートではアバンテに追い付かれるものの、2周目に入ったところでまた引き離しにかかる

「全体ではデュアルが勝ってるけど、ストレートでかなり詰められるね

このまま勝てるかな・・・」

「大丈夫さ! まず、この周回はループがある分オレの方が少しだけ長い

次に、あのアバンテは9mmをつけてる、つまり許容範囲を大きくして完走しようと言う作戦だろう

デジタルでも安定してるのは、ローラーの中にゴムでも入れて衝撃を和らげているのかな?

でもショック吸収はギリギリだろうし、コーナーはアウトによってストレートでは蛇行する

それでは走行距離が伸びるからかなりエネルギーを使うだろう

そうすれば速度は下がる」

「なるほど、

それにああなる可能性もあるし・・・」

軽大が見ていた先では、3位のホットショットVer.TZーXが速度不足でループから転落、リタイアした

「た、確かにな

それに対しオレの03は前後カーボンスラダンに、直進安定性の高い82mmホイールベース

横滑り防止のためローハイトワンウェイに縦溝レススポペラタイヤだ

もちろんワンウェイには軽量化の上520を入れてるぜ。」

「あ、ワンウェイ使ってんなら良いのがあるよ」

軽い大はそういうと、ポケットからタミヤのスペアボトル(丸形大びん)を取り出した

「ん?何コレ?」

「ぼくが作ったミニ四駆用強力フッ素コート剤」

「ガルーダにも使われてるんだよー!」

「え!?何それ!?ちょ、少し貸して!」

「もちろん、 他のとこにも使えるけど、そのときはグリスをしっかり落としてから塗ってね」

「おう!ありがと!」

デュアルは軽大からびんを受け取り言う

「あ!帰って来たよ。」

途中からコースを見ていたケーくんが言った

デュアルの予想通り、サラマンダー03はアバンテをストレート1枚離して3周目に入った

「よし!」

ファイナルラップだ、このままだったらいける!」

アバンテもファイナルラップに入り、03を追走するが、コーナーではやはり少しずつ引き離される

よほどスタミナのあるバッテリーを使っているのか、スピードは落ちておらずループも難なくクリアし、ストレートではかなり差を縮めるが、すぐにコーナーで離され

最終的に03はホームストレートの半分ほど離しゴールした

「おし!」

「やったね!」

「こんまま行きゃ勝てるよ!」

「おう! 次は鉄の番だろ、頑張ってこいよ!」

「もちろん!」

軽大はドリームセイバーをスタートにつける

(大丈夫、ちゃんとメンテしたから、あんなことは無いはず!)

シグナルが光る

「出発信号・・・」

ピッピッピッピッ

ピー

「進行確認!ゴー!セイバー!!」

軽大は勢いよく発車させたはいいが、少し出遅れてしまった

「バカ!何やってんだよ!」

「たいて~ぷたいて~ぷ」

そう言って時には、セイバーは他の2台を抜き去っていた

「え?何あのスピード」

「HD2? いや、もしかしたらPDなのかも」

「マスダン無いって、確実に飛ぶな」

いろんな声が聞こえるが、軽大は全っく気にしていない

「そのまま突っ切れー!!!」

・・・訂正

気にしていないのではなく夢中で聞こえてないようだ

「大丈夫か?鉄・・・」

「快調快調♪」

「・・・

飛んでも知らねーぞ、こんなスピード」

「飛ぶワケ無いじゃん♪

ッけー!!セイバー!!」

セイバーは03より乱暴ではあるが、かなり安定した走りを見せている

セイントドラゴンとアストラルスターはすごくいい勝負をしているが、セイバーにはおいてけぼりにされている

「いや、ナイアガラで勝負がつくはずだ!」

アストラルスターのレーサーが言う

「ああ、ナイアガラで勝負をつける!

カッ飛べ!セイバー!!」

軽大は豪並みに力強く言う

セイバーはヒルクライムをほとんど減速せず登り・・・

飛び出した

しかし左右にブレずまっすぐ進み、ブリッジにきれいに入り安定してナイアガラに入った ナイアガラでも大きく飛んだが、同じようにコーナー前に着地

何事もなかったかのようにコーナーをクリアしていく

「ぼくのマシンはローラー幅を限界まで広げ、ブレを極限まで小さくしている。

それに、インナーソフトスポンジの中空タイヤと前後のマスダンてショック吸収はカンペキだぜ!」

「マスダン?どこにも見当たらねぇけど・・・」

「ああ、後ろはステーとブレーキの間にスクエアを、前にはカウルの中に入れてるからね、見えにくいんだ」

「なんでそこにおいたの?」

ケーくんが聞く

「だって、マスダンってカッコ悪いじゃん?

スクエアはまだいいケド」

「・・・」

何か機能的な理由があると思っていたケーくんはガックリした

「あ、あとネットで近い位置に置いてたマシンがなかなかいい走りをしていたのを見たってのもあるけどね~」

「そ、そうなんだ・・・」

「そういえばお前、性能より見た目を優先してマシン作ってたよな・・・」

2人はマイペースな軽大に脱力した

一方セイバーは、ダッシュ系モーターと小径タイヤのトルクを、軽量ワイドな中空タイヤのグリップで確実に路面に伝え、ナイアガラをほとんど減速せずのぼりきれいに着地したため、チューン系でよじ登ってる他2台をさらに引き離した。

「けど、マスダン隠してる利用にしてはすごい走りだよな・・・」

「うん、ぼくもはじめてこの走り見たときびっくりしたわ~

知り合いのアドバイスがあるとはいえ、ぼくのマシンがこんな走りするんだからね~」

「「・・・」」

まるで他人事のように言う軽大に、2人はあきれてしまった

もっとも本人もこの性能を自分が作り出したことを信じきれていなかったが・・・

セイバーはそのまま2台を引き離していき、2周目もクリア

実際に見るのはまだしも、小説だと書くこと少なくてつまらないな

セイバー、少しは苦戦しろ~

「負けるな!その調子で行け!セイバー!!」

作者の気持ちを全く無視し、セイバーはかなり差をつけてゴールした

「よし!よく頑張った!! メンテメンテ!」

軽い大は車内へ急ぎ、工具や接着剤、接点グリスを出して念入りにメンテを始めた

ギヤには前回のフッ素コートがしてあるので、見る必要は無いはずだが、モーターをはずして空転させたりしている

「ここまでしなくちゃいけないの?」

「鉄は前、勝てるレースをメンテ不足で落としたことがあったらしいからな

今回のマシンはそのときのを改造したのだから、すごく気を付けてるんだろう

なあ、鉄、これ借りるぜ」

フッ素コート剤の入ったびんを持ってデュアルが言う

「ああ、いいよ

ちゃんとグリス拭き取ってね

そういやデュア、横滑り防ぎたいだけなら、デフ使ったがよかったんやない?

ローラーデフ使ってる人ヨンクラにおったやん」

「あんな~、お前俺の日記見て駆動系いじるの苦手って知ってるだろ?」

「いやいや、あんなシビアなローラーセッティングできるならできるでしょ」

軽大もデュアルも、メンテを終わらせてコースに向かった

(軽大は瞬着を乾かそうとマシンをふっていた)

「決勝進出者一人目が決まりました!」

「あ、もう決まったんだ どんな人だろう?」

軽大が覗くと、黒いレイボルフを持った、流線型のヒカリアンのような形をした黒い人物・・・

C55型流線型蒸気機関車20号機のブラッチャー

ブラッチャールウッカリーだった

「ブラッチャー!?」

「あ、ウッカリーさん! ウッカリーさんもレース出てたんですね!」

「誰だ?」

ウッカリーを知らないデュアルが聞いた

「あ゛~、敵」

軽大がしれっと答える

「ハ!?」

「ボクたちが戦ってる相手の一人

そういえば、最近悪いことしてないけど・・・」

「ウッカリーさんもうそんなにセッティングできたんですか、 凄いですね!」

「まあ、ナビ助が手伝ってくれたからね~」

[ピポポピー!]

ウッカリーの後ろから、一輪車のタイヤのような足(?)を持つロボットが現れた。

超特急時代、巨大機関車スモークジョーのコンピューターとして、

そしてもう一人のブラッチャーとしてウッカリーとよく一緒にいたロボット、ナビ助だ

「ってことは、スモークジョーも地球に!?」

「ううん、システムのバージョンアップのために、ナビ助だけ先に来たんだ

もうすぐ来る予定だけどね」

「へぇ・・・」

軽い大が少し残念そうに言った

「おい、コイツらいつ仲良くなったんだ?」

「さあ・・・」

「え~、コースチェックが終わったので、

北のサラマンダーさん、・・・」

「あ、オレ行ってくるね」

「うん、がんばってね!

ケーくんケーくん」

デュアルと他二人のレーサーがスタートにつく

『ピッピッピッピッピー!』

「っけー!!」

一斉にスタートした。

キイイィィィィ!

「な、なんだあの加速は!?」

サラマンダー03は、予選とは比べ物にならないほど、凄まじい加速を見せた。

「もしかしてアイツ、モーターパワダに変えたのか?」

「ぱわだ?」

ケーくんが聞く

「パワーダッシュモーター、公式大会で使用可能なモーターの中で最高ランクに当たるモーターのひとつ、

公式で使える方軸の中で最強のトルクを持ち、

回転数・・・

スピードもぼくのHD2より高いんだ」

「え?でもそこまで軽大さんのより速いわけじゃないような・・・」

「それはギヤ比の問題だよ

つばささんはケーくんより回転数の大きいモーターを乗せてるんだけど、営業最高時速は同じでしょ?

これは奥羽本線の急坂を登るため、ギヤ比を高く設定したからなんだ

それと一緒で、一番ギヤ比の高い5:1標準ギヤを乗せてるんだろう

まあ400系は正確にはその為に耐高回転モーターを開発したらしいんだけどね

スピードはあまり上げず、トルクを限界まであげて減速を減らすって作戦やろうな やろ?デュアル?」

「ああ、お前のあんな走りを見せられたら、奥の手を出さないわけにはいかないだろ!」

「でもカーブはともかく、アップダウンは大丈夫なん?

「マスダン増やしたから大丈夫だ

ボディのなかに入れてるけど、場所がなかっただけだから、見た目ばっかのお前のと一緒にするなよ」

「三木さんも、『美しいものを作れば速くなる』って言ってたけどなぁ~」

もちろん、ここで軽大が言ってる「三木さん」とは、試作車1000型の先頭形状を設計した三木忠直氏のことである。

サラマンダー03は、トップスピードは他のマシンと差はないものの、減速の小ささ、加速のよさをフルに発揮し

少しずつ、確実に距離を広げていく

ナイアガラも同じようにクリアし、他2台と大きく差をつけてゴールした。

「よし!決勝進出! 鉄、前みたいにCOするなよ

決勝戦で待ってるからな!」

「おう!メンテも今回はバッチリだから大丈夫だぜ!」

~~~~~~~~

「コースチェックが終わったので、残りの予選通過者の方は・・・」

「はい!はーい!」

軽大がコースにつく

「それでは位置について・・・」

ピッピッピッピッピー!!

「出発進行!」

今度はタイムロスなしでコースに入る

キイイィィィィ!!

いきなりセイバーが飛び出した

だが、このセイバーは軽大の「セイバー6OOクリヤーボディ改『ドリームセイバー』」ではなく、

赤いカラーの縁に緑のラインが入ったマシン「バンガードソニック」だった

(「セイバー」とは、ブラックセイバー、マグナムセイバー、ソニックセイバー、セイバー6OO、プロトセイバー、スーパーセイバーの他に

ビクトリーマグナム、バンガードソニックの「Vセイバー」や、バイソンマグナム・ロデオソニックのことも指す)

コーナーもギリギリながらクリアし、どんどんマグナムセイバーとの差を広げていくVセイバー

しかしヒルクライムのあと・・・

ギャン! ガッ! ナイアガラの直前に着地し、そのままマグナムダイナマイト(マンガ版、ソニックなのに・・・)

コーナーにつきささり即回収・・・

「ふ~、 ああなるとわかってたけど安心した~」

「ああ、そうだな・・・

でも、いくらなんでもアレはないだろ・・・」

軽大とデュアルがそんなことを言っているうちに、マグナムセイバーがナイアガラをクリア

2位のマシンをどんどん引き離して2周後にゴール

同じコースに同一セッティングだと、書くことあまりないな・・・

「よし!ゴール メンテメンテっと!」

軽大はセイバーを持って車内へ向かった。

~~~~ 数分後 ~~~~

「では、決勝に出るウッカリーさん、北のサラマンダーさん、ミニ四駆レーサー鉄さんは、スタート前に集まってください・・・」

「おし、2人とも行くぞ!」

「おう!」

「ブラッチャー!」

3人がそろってスタートにつく

「シグナルを点灯します」

ギャイイイン!

キイイィィィィ!

シャアーーー!

3台のスイッチが入った

FMXX、AR、カーボンSⅡの音がコースに響く

[ピッ  ピッ  ピッ  ピッ  ピー]

シグナルが青に変わった

「出発進行!ゴー、セイバー!」

「行け!03」

「発車あ!」

「みんながんばってね!ケーくんケーくん」

[ポポピポピー!]

ギュイィィィ!

はじめにデュアルの03が飛び出した

「標準ギヤとパワーダッシュモーターの力さ!

タイヤも可能な限り小さくしてるから、これ以上のトルクは出せないぜ!」

しかし、すぐに軽大のドリームセイバーに追い付かれた

「何!?」

「ぼくもデュアルに負けられんけさ、同じようにパワダ乗せさせてもらったよ

ギヤは4.2:1のスピードギヤやけん、加速はともかくトップスピードはこっちが上!

計算したけどHD2とそんなにスピード変わらんけ、安定性もモーマンタイだす!」

だが、すぐに03とセイバーの間を黒い風が切り裂いた

ウッカリーの愛車、黒いレイボルフだ。

このレイボルフは、リヤウインドウにブラッチャーのマーク、フロントウインドウの上に「C55 20」と書かれた金色の帯、ウイングに「UKKARY」の文字、サイドに55というゼッケンのステッカーがペイントされている シャーシは本来はMSだが、このマシンはFMXXに乗っていた。

「お!カッコよくなっとるやん、このレイボルフ」

「ん?鉄、このマシン知ってるのか?」

「うん、ってかこのボディ塗装したのぼく

たまたまパーツ買いに来てたウッカリーさんと会って、ミニ四駆やってみない?って言って渡したんだ~」

「「・・・・・・」」

「やってみたらとても面白かったんだ~」

「ウッカリーさんはメカいじりとか好きそうですしね~」

「・・・・・・ 鉄、お前の考えていることがよくわかんねぇよ・・・」

その後、

連続コーナーやウェーブでは03が前にたち、ストレートではレイボルフが追い上げ、ナイアガラの立ち上がりはセイバーが一番という、抜きつ抜かれつの走りを続けていた

「っっけーー!!! セイバァ!!!」

「負けんなッ!03ィッ!!」

「がんばれ~!レイボルフー!」

最後のホームストレートに帰ってくる

1位のセイバーに、コーナーで03が差を詰める

そして、最後のストレートを利用してレイボルフが加速・・・

「ゴール!! ・・・・・・今のどれが1位だ?」

ほとんど一直線に並んでチェッカー

「これ、どうしたらいいんだろう・・・?」

「あの~、この動画使えませんか?」

軽大が何かを差し出した

「ん?鉄、これ何だ?」

「3DSを元に作った自分専用端末の『マグナム5号』、

ネットに出そうと思って今のレース録ってたんです。

これで画像判定できないでしょうか?」

「なるほど、これだね

うん・・・

セイバーが一番か? いや、黄色いマシンのローラーが張り出してるし、

レイボルフもラインにたっしてるような・・・?」

「ちょっと線引いてみます」

軽大は画像をコピーしペイントに張り付け、フェンスに垂直に線を引いた

「えええええ!?」

「どうした、鉄!?」

「こ、これ・・・」

「何ィ!?完全同着!?」

「これじゃ、全員優勝・・・?」

「おおー!それはすごい」

「・・・

まあ、確かにそうなるよな・・・」

「・・・じゃあ、それでいいんですね?

では、賞品は・・・」

「ああ、ぼくたちで話し合って分けさせていただきます。

それでいい?2人とも」

「ああ、いいぜ」

「ボクもそれでいいよ」

「では、まずはこれを 賞状も取ってきますね」

係の人がタミヤの紙袋を3人に渡す

「よっしゃー!!

ぼくたち3人が優勝だー!!」

「この決着は、いつか絶対につけようぜ!

え~と・・・

敵!!」

「ボクの名前はウッカリーだよ・・・」

「3人ともすごかったよ!

ケーくんもやってみたいな」

「お!ならやるか!?」

「うん!でも、難しくないの?」

「んにゃ、そんなことは全くないよ~

そりゃぼくみたいにフルベアとなるとかなりシビアになるけど、元々ミニ四駆は入門用として開発されたプラモデル、

組み立てやすさは抜群さ!」

「それに、オレたちがとことん教えてやるよ!」

「ホント!?」

「もちろん!

・・・あ、それならついでに同じ内容を『動くメモ帳』で公開するのはどうかな?」

「・・・? ああ!あのアニメか、 いいんじゃないか!?」

「おし!それで決まりだね!」

軽大とデュアルが話しているとき、店内放送が入った

『え~、今から抽選会があります・・・』

「抽選会だって! ケーくん行ってきたら!?」

「抽選会?」

「クジで当たったら、ミニ四駆とかが貰えるんだよ」

「へー! じゃあいってくる!!」

「てら~、

じゃあぼくらは賞品を分けよこう。」

軽大が袋をひっくり返す

中には ホワイト強化ARシャーシ

フルカウル用カーボンワイドプレート

スピンバイパーパールブルースペシャ

19mmオールアルミベアリングローラー

ARシャーシセッティングギヤセット

プロトセイバーEVO.のボディとシール

カーボンスーパーXシャーシ

ブレーキスポンジセット

が入っていた

「おお!!EVO.!

ちょうど欲しかったんだよぉ~

これもらっていい!?」

「オレは別に

それよりカーボンと19mmオールアルミが欲しい!

高速向けのセッティングでフロントが少し不安だったんだ」

「ボクは、カーボンXシャーシとギヤとスポンジが欲しいな」

「お、きれいに分けれ・・・

てないね 白ARどうするよ」

「オレのは黒く染めてるけどすでにポリカだし

鉄プロトセイバーのシャーシに使ったらどうだ?」

「や、銀MSを用意しとるんよ・・・

ま、とりあえずぼくが持っとくわ」

そのとき、ケーくんが帰ってきた

「ケーくんケーくん」

「お、お帰りケーくん どうだったか?」

「これがもらえたよ!」

ケーくんは手に持ってた箱を開ける

「う、ウイニングバードフォーミュラ!?」

「なんだ?フォーミュラって」

「昔発売されてたレーサーミニ四駆のクリヤーボディ限定マシンさ、

ウイニングバードをベースにしてるから、そのあとシールを変えてウイニングバードクリヤーボディとして販売したんだって

さすがのデュアルも知らなかったんだ」

「そんなマシンがあったのか・・・

大切にしろよ」

「うん!」

「親切にシャーシもついて・・・

ってタイプ3かよ!」

「どうしたの?」

「このシャーシ、あんまりにも古すぎなんだ・・・

これを速くするのはかなり大変だよ・・・」

「え!?」

「タイプ系か・・・

ん? そうだ!そのARを使えばいいんだよ!」

「あ、そうか! ウッカリーさんもいい?」

「うん」

「じゃ、このシャーシをケーくんにあげよう」

軽大がケーくんにシャーシを渡す

「いいの?」

「うん、みんな今回は使わないし

ミニ四駆はシャーシを簡単に変えられるけん」

「へー」

「あ、ボクそろそろ帰らなきゃ

今日料理当番だからオヤブンに怒られる」

「そうですか、じゃあまた今度~」

「次はキッチリ決着つけてやるからな!」

「うん、じゃあね~」

「ピポピ~」

ウッカリーとナビ助は帰って行った

「じゃ、ぼくらはこれするか」

軽大がマグナム5号にうごメモを起動して言う

「おう、いいぜ」

~~~~~~

「よし、完成」

「いいのか?ローラーセッティングのコトもだけど、オレたちの口ゲンカも入ってたぜ・・・」

「大丈夫大丈夫、おかげで予定変えやすくなったし

そ~うだっ

ケーくんこれ読んでくれる?」

「え? 『というわけで、予定は変わる可能性もあります』・・・」

「オッケーイ!

これであとは帰ってから絵描くだけっと

ん?どーしたデュアル?

デュアルがあきれたような、懐かしむような、そんな感じの目で軽大を見ていた

「いや、お前がオレの親友にそっくりだなぁって思ってさ」

「そうなの!?北海道支部の人?」

「いや、ヒカリアン星のやつだ

ミニ四駆を教えてくれたのもそいつなんだ」

「へぇ~ そんなん似とるん?」

「え?

ああ、まぁ何つーか行き当たりばったりなところとか、高所恐怖症なところとか、ギミックパーツと抵抗抜きが好きだったりとな

もうすぐこっち(地球)に来るらしいから、その時紹介するよ」

「そうなの!?楽しみ~」

「ねぇ、そろそろ帰らないとじゃない?」

「ホントだ、

じゃ、ちょっとキャップスクリューだけ買わしてくれ

そしたらすぐ帰ろう」

「うん、そうしょ じゃ買いよる間何か見よくわ」

3人は2階の店内に入る

「キャップスクリューください」

「はい、あとおつり」

「ありがとうございます

鉄行くぞ~、って何見てんだ?」

「あ、やコレやっぱこうなんだなぁ

って思ってた」

「ん?スーパーセイバーオープントップのスペシャルVer.?」

「うん、これ『セイバー』って人物乗ってるやろ?

最初画像ないときにそれ知って、どんなマシンか想像してみたんよ

けどこんなキャラ知らんし、セイロクやレッツゴー兄弟まで考えたんだ

でもミニ四駆onミニ四駆は無いだろうし、レッツゴー兄弟は『星馬』であって『セイバー』じゃない そこで思い出したんだよ『ライトニングセイバー』を!!」

「『ライトニングセイバー』?」

「ああ!あのライトニングガルーダMK.Ⅱの武器さ!

それなら何個も買ったのに!!」

軽大が悔しがる

「巨大ロボの剣が刺さったミニ四駆って・・・

いくらなんでもそれはないだろ」

「今度自作してみょっかな~?」

「せめてガルーダそのものにしとけよ・・・

買うもの買ったし帰るぞ」

3人は一階の駐車場に戻り、軽大とケーくんはデュアルの車内に乗り込む

ヒカリアンリターン!」

デュアルも車両モードに戻り、ステーションへと帰って行った

~~~~~~

「そろそろ軽大とケーくんが帰って来るはずなんだが・・・」

「「ただいま!」」 ツバサの後ろに3人が立っていた

「うわ!?いつの間に!?

というかお前は誰!?」

「はじめまして、今日から本部でお世話になる特車隊デュアルです!

よろしくお願いします!!」

「お、おう、よろしく・・・

って、お前らどこから出てきた!?」

「デュアは軌陸車だから、線路の上も走れるんです

だから途中の踏切から線路に乗り入れて、客車を基地に置いてから来ました」

「鉄がそっちから入ろうって言ったんだ、」

「テツ?」

「あ、ぼくのハンドルネームです

ホントは『ミニ四駆レーサー鉄』って言うんですが、ミニ四駆のサイトでは皆がミニ四レーサーだから、そこが省略されて『鉄』って呼ばれてるんです。」

「で、オレはインターネットで鉄と知り合って、そのまま呼んでるってワケ

そーいやネットで本名出すなよ~」

「分ーってりょー、『北のサラマンダー』さん」

「これからもよろしくな」

「うん!」

「ということは、昨日言っていた友人というのは、新しく来たヒカリアンだったのか」

「はい、ぼくも驚きましたよ」

「それより、JHRの隊員であるお前が、敵対する組織と仲がいいことにビックリだよ・・・」

「「「え!?」」」

「ブラッチャーにミニ四駆をあげたんだって」

「ウッカリー・・・だったけな?

ったく何考えてるんだか

まあ、マシンのメンテもしっかりしてたし、レーサーとしてのマナーもちゃんと分かってたから、悪いヤツじゃなさそうだったけど」

「まあ、こうやってブラッチャーと友好的な関係を築けたら、いつか戦わなくてすむ日が来るかもしれないじゃないですか」

「・・・

ま、それもそうだな」

軽大は冗談半分で言ったつもりだったが、

ウエストとノゾミは、「全ブラッチャーと、はともかく、あの3人とならできるのでは」と思っていた

「とにかく」

「「「ようこそ!JHR本部・ヒカリアンステーションへ!」」」

~~~~~~

「よいっと」

「お、重・・・」

「お前、本当に体力無いんだな・・・」

「いいじゃんこれがぼくのアイデンティティーなんだから!」

「どんなアイデンティティーだよ・・・」

デュアルと軽大が、軽大の部屋に荷物を運んでいたとき、のぞみが来た

「軽大は居るか?

ん?ここは軽大の部屋だよな」

「あ、はい

どうせなら大きなコースを作ろうってなって、新しい部屋をミニ四駆コース部屋にし、こっちで寝ようってなったんです。」

「鉄が大丈夫って言ってたけど、まずかった?」

「いや、二人がいいならそれでいいが

終わったらでいいから、車両整備室に来てくれないか?」

「はい、何があったんです?」

軽大が聞く

「来週新しくヒカリアンが来ることになって、彼らの体・・・

E5系U1編成、N700系Z1編成、700系E1編成レールスターを整備することになった」

「そうなんですか!?

じゃ、ここでは誰を?」

「E5系は東北支部、レールスターは西日本支部で整備してからこちらに来ることになってる だから本部ではN700系の整備をすることになった」

「あー、そうなんですか・・・」

軽い大が少し残念そうに言う

「よし終わりっと おい鉄どうした?、いつもN700系のシャツ着てるのに」

「いやさ~

ぼく500系派やけん、WDT205系統台車いじりたかったな~

って」

「だ、だぶ・・・?」

JR西日本の新幹線用標準型台車、

500系のWDT205台車に始まり、より重たい700系に耐えられるよう調整したWDT205A台車、さらに火山灰対策をした800系用のWDT205K台車がある

これらの・・・」

「あ、分かった分かった!

つまりレールスターの台車がメンテしたかったんだな!」

「あ、んまあそうゆうこと」

「こっちももう終わったから行って来ていいぜ

その間パソコンに俺のアカウント読み込ませてもいいか?」

「ありがと~!

パソコンも自由にどうぞー」

「サンキュー、じゃあ頑張ってな」

「うーす」

軽大とのぞみは、整備室に向かっていった

デュアルはそれを見届けてから、パソコンに「V6」と書かれた銀色のUSBを差し込んだ

するとパソコンが自動で起動し、0と1だらけの画面が現れデータを読み込んでいく

「ふ~、V6兄さんの技術はやっぱりすごいなぁ」

しばらくすると画面が一度消え、ログオン画面になる

はじめはシャットダウンしようとしたが、メールが来てる表示があったためログオンした

「お、来週2人もくるのか!

楽しみだな

よし、俺も鉄たち手伝ってくるか」

デュアルはパソコンを閉じると、のぞみたちが行った方向へ歩いていった。

その場の思い付きと勢いのみで描いたごちゃまぜ小説(ヒカリアン&トレインヒーロー&カンセンジャー&トッキュウジャー&電王&マイトガイン)

小説

ある早朝
博多駅新幹線ホームに赤い蒸気機関車が入ってきた
「皆さん、ここのところイエローレッシャーとピンクレッシャーの調子が悪いので、この先の工場で修理してもらってきます。
終わったら連絡しますので、それまでゆっくりしていてください」
降りてきた5人に、手にパペットをつけた車掌らしき人物が言った
そして、蒸気機関車は博多総合車両所へと走って行く
「よーし、ここの名物いっぱい食べるぞー!」
「ライトそればっかり」
降りてきた5人も、ホームから外へ向かっていった

しばらくして・・・
たくさんの新幹線が停車しているなか、
さっきのホームのとなりに500系新幹線V8編成が入線してくる
その時・・・
「キャー!」
ホームから悲鳴が聞こえた
そこを見ると空き缶やペットボトルを体につけ、キャリーバックと携帯電話を持った怪人がいる
乗客たちが逃げ惑うなか、逆走してくる人がいた
赤い蒸気機関車に乗っていた5人+1人だ
「シャドー!?
こんなところにまで来てたのか!」
「お、お客様
ここは危険です!早く避難してください!」
500系の車掌が言う
「おれたちは大丈夫
それよりお兄さんこそ逃げて!」
「私にはまだやることがありますし、何よりお客様をおいて逃げる訳にはいきません!」
そう言うと、車掌室に戻った
「どうしよう・・・」
「仕方ない、俺達で車掌さんを守ろう」
6人は鉄道模型を取りだし、はじめの5人はうでのブレスにセットする
「「「「「「トッキュウチェンジ!」」」」」」
5人はブレスを閉じ、6人目はスマホに走らせた
[変身イタシマース
白線ノうちがわニ下ガッテお待チ下サーイ]
それぞれの車両が体の周りを走ることでスーツが装着され、6人は変身した
[トッキュウ1号~]
「はっ!」
[トッキュウ2号~]
「迷惑行為はおやめください」
[トッキュウ3号~]
「ハッ!」
[トッキュウ4号~]
「フッ!」
[トッキュウ5号~]
「は~い」
[トッキュウ6号~]
「トリャー!」
「「「「「「勝利のイマジネーション
烈車戦隊トッキュウジャー!」」」」」」

そのころ、500系車掌室では、車掌がモニターでどこかと通信を始めた
『どうしたの?ニシ』
「現在博多駅に怪人が現れました
ダークマインダーではないのですか!?」
『何!?
・・・
確かに、何か闇のエネルギーのような反応があるわ
でも、悪のオーラとは別のものよ、得体の知れない分あまり関わらない方がいいわ』
「しかし、まだホームにはお客様が!」
『・・・
分かったわ、
でも、敵の正体が分からない以上、無茶をしないこと
いいわね?』
「了解!

鎖錠良し
ジャスティス、作動良し!」
通信を切ると、車掌はドアの鍵と腕時計を確認する
[隊員No.01、変身プログラム始動]
「チェーンジ!500!!」
[Aエネルギー変換Bエネルギー変換Cエネルギー変換Dエネルギー変換]
腕時計を前に掲げ、縁を90度回転させると、身体中にスーツが装着された
カンセンジャー500、到着!」
[隊員No.01、変身成功]

「現れたなトッキュウジャー、
6人と聞いていたが、7人目もいたのか」
「「「え?」」」
怪人の言葉に、6人は疑問に思って隣を見る
そこには乗務員室の扉を丁寧に閉めるカンセンジャー500の姿があった
「お前は誰だ」
「もしかしてさっきのお兄さん?」
「え?
は、はい」
「トッキュウジャーってもう一人居たの?」
「とっきゅうじゃー?
私はカンセンジャー500ですが・・・」
「よく分からないけど、まずはとにかくアイツを倒そう」
「うん、
よーし、トッキュウジャー、出発進行!」
その時、1号車から運転士が降りてきた
「ん~
なんかやけに騒がしいな・・・
って何じゃありゃ!?」
この運転士は、まだ20になるかならないかぐらいに見え、何故新幹線の運転しになれたのか謎だが、何年も新幹線の運転をしているベテランのような貫禄がある
「なんだあいつらは・・・
とりあえず誰かヒカリアンを呼ぼう
今回送中で近くにいるのは・・・
ウエストと、ちょっと遠いけどのぞみか」
運転士は水色のごつい通信機を出し、誰かに連絡を始めた
そして数分後、500系新幹線の量産先行試作車、W1編成がが入線してきた
その先頭部が外れ、小さなロボットのような人物になり、隣に少年が現れる
「うわ!
何なのあのゴミの塊!」
「な!ゴミとはなんだゴミとは!
我が名はメイワクシャドー、人間を操り迷惑をかける行動をして、闇を産み出すのだ!
それより貴様こそ何者だ?
トッキュウジャーの新しい烈車か?」
「うわぁ!何あれ?
電車のロボット?」
「ボクはロボットじゃなくてヒカリアンだ!」
「何それ?ロボットと何が違うの?」
「ボクたちヒカリアンは宇宙人だ!」
「宇宙人だろうとなんだろうと、邪魔をするなら容赦はしないぞ
やれ!クローズ!!」
「「クロッ!」」
メイワクシャドーに言われ、クローズと呼ばれた怪人がウエストたちに襲いかかる
「とりゃ!」
「えい!」
「よっ」
しかし、次々と3人に倒される
「ここはぼくたちに任せて!」
「うん!
ねぇ、そこの500系みたいな人、」
「私ですか?」
「うん、500系同士合体技とかできないかな?」
「なるほど、やってみましょう」
ウエストの提案にカンセンジャーが賛同する
パンタグラフソード!
サンダーショット!」
「バードソード!
ライトニングフェニックス!!」
「「サンダーフェニックス!!」」
カンセンジャーとウエストがそれぞれ剣から放った雷と炎の鳥が融合し、エネルギーが大きくなる
「俺もいくぞ
ユウドウブレイカー!」
[整列乗車にご協力下サ~イ
ご協力下サ~イ!]
「よし、じゃあおれ達はこれだ!
落書きレインボーラッシュ!」

「落書きはメイワクだ~!」
ドカーン!
メイワクシャドーは身体中に落書きされ、爆発した
しかし・・・
「これで終わったと思うなよお~!」
倒されたはずのメイワクシャドーが、巨大化して復活した
「え!?何あれ!?
あんなのアリ!!?」
「こ、これは一体・・・!?」
ウエストとカンセンジャーが驚く
「車掌さん、修理は終わった?」
『それが、まだ発進できる状態ではありません!』
そのとき、どこからともなく声が聞こえた
「それなら心配ない!」
すると線路上の空間が歪み、300系と400系の先頭車が背中合わせに連結した謎編成が入ってきた
「君は?」
「俺達は勇者特急隊
代わりに俺達が合体する」
「よく分かんないけど分かった
助かるよ
よし、俺達も烈車を呼ぶぞ」
そう言うと、トッキュウ1号、2号、4号はブレスを開き、閉めなおした
[烈車ガ参リマ~ス
危ナイですノデ、白線ノうちがわニ下ガッテお待チ下サーイ]
すると、赤い蒸気機関車・・・
レッドレッシャーを先頭にブルーレッシャー、グリーンレッシャーが繋がった編成が入ってきた
そして、それぞれに乗り込む
また、反対方向から別の300系新幹線が入ってきた
「テツユキくん、遅れてすまない
牛若丸もガルーダも呼んである
我々も行こう!」
「おう!」
500系の運転手はやって来た300系に乗って走り出した
「ボクたちも行こう!
ヒカリアンリターン』!」
500系W1・・・
ライトニングウエストも新幹線に戻り、少年を乗せて走り始める
『ニシ、あなたもこの車両の運転席に乗り込みなさい』
「え!?
しかし、わたしは運転できませんし、行ってどうするんですか?」
『大丈夫、その車両はあの蒸気機関車と連結できるように改造したわ
操縦も500系シャトルと同じ方法で大丈夫』
「い、いつの間に!?」
そのとき、ホームの下から蒸気機関車のような人物が二人出てきた
ドジラスとウッカリーだ
「ふー、ようやく完成~」
「ま、おいらたちには朝飯前だけどね~」
「き、君たちがしてくれたのか・・・?」
「「うん!」」
「ありがとう!」
カンセンジャーはV8編成に乗り込んだ
「戸締点、時刻良し、発車!」
ファァァァン
「「「烈車合体!」」」
掛け声に合わせ、レッドレッシャーの機関車と522-7008が入れ替わり、右にブルーレッシャー、400系・・・
マイトウイングが
左にグリーンレッシャー、300系・・・
ガインが並ぶ
そしてグリーンレッシャーとブルーレッシャーがV8に接近、側面を接触させ合体し立ち上がる
同時にガインとマイトウイングが上昇し変形、
ブルー&グリーンレッシャーに付き、腕となる

そのとき・・・

『おいお前ら!何やってるんだ!?』

空中に光の輪が現れ、赤い列車が現れる

仮面ライダー電王の操るデンライナーゴウカだ

モモタロス!!ちょうどいいや、お前も合体しよう!!』

『え!?お、おう・・・』

デンライナーはいつの間にか先頭車のみになり、しかも2両に増えブルーレッシャーとグリーンレッシャーの1号車と交代する
『毎度ご乗車ありがとうございます
トッキュウオー完成いたします
ハイ頭付きます』
『銀の翼に希望(のぞみ)を乗せて、灯せ平和の青信号』
『『『勇者トッキュウオーカンセンジャー』』』『feat.デンライナー
『『『『定刻通りただいま到着!』』』』
完成したのは、
顔がカンセンジャー500、腕が300系と400系、
肩がグリーンレッシャーにブルーレッシャー

足がデンライナーゴウカ
胸には500系新幹線がついた巨大ロボだった

そのとき空高く、青白ツートーンカラーの飛行機が2台飛んできた
「『ガルーダチェンジ!』」
「『牛若丸チェンジ!』」
掛け声に合わせて2台の飛行機は変形し、中心に穴の空いた巨大ロボに変形した
「『「『ライトニングイン!!』」』」
「『ライトニングガルーダMk.Ⅱ!』」
「『ライトニング牛若丸!!』」
ロボの中心に、500系ウエストと300系のぞみがそれぞれ合体し、ヒカリアン支援組織がほこる戦略型格闘兵器2体が完成した

『烈車合体』
列車の上に列車が乗った奇妙な編成が立ち上がり、またロボに変形する
『乗車完了、ビルドダイオー!』

「な、何!?
ロボが4台だと!?
ならばこちらも
クライナー!」
メイワクシャドーがよぶと、遠くからうずうずしいデザインの列車が7台現れ、それぞれ変形した
「行け!クライナーロボ!」
「うわ!なんかいっぱい来た!」
それぞれが応戦するが、相手の方が数があるため全体的に不利になっている
『くそー!
こっちの方がずっと強いのに!!』
「ダメだ、数で押されてる!」
[つばめ突き!]
その時、駅の方から光線が飛んできてクライナーにダメージを負わせた
見ると、デフォルメされた500のようなロボがスピアをかまえている
[おれがアシストする!
まずは周りの雑魚を片付けるぞ!]
「だ、誰だか分からないけどありがとう!
君もヒカリアン?」
[ひかりあん?
おれはトレインヒーローのゴウ、
90年ほど未来からやって来たトレインだ]
『よろしく!ゴウ!
よし、いくよ!ケンタくん!』
「うん!」

「とりゃー!」
[つばめ突き!]
「『うおぉぉぉ!』」
『そりゃー!』

『「今だ!
ライトニングビッグバン!」』
ガルーダ以外がクライナーロボを1ヶ所に集め、それをガルーダの必殺技が貫く
「クライナーぁ!
くそーっ!!」
メイワクシャドーがやみくもに牛若丸へ突進する
「フッ
そんなので怯むとでも思ったのか?
いくぞのぞみ」
『おう!』
『「空気投げ!」』
「うわぁ!!?」
牛若丸は相手の動きを利用して投げあげる
「『みんな!今だ!!』」
「『ライトニングバスター!!』」
[つばめ突き!]
『動輪剣!』
『『『勇者トッキュウオーカンセンジャー、雷縦一文字斬り!』』』
トッキュウオーカンセンジャーは、手にした剣に電気を流し、デンライナーゴウカの車輪で走りながら敵を縦に斬る
ガルーダは、翼を広げてエネルギーをため、ブースターから放つ
ゴウは手に持ったスピアにエネルギーをため敵に放つ
「出番が少なすぎてメイワクだー!」
ドカーン!
今度こそ怪人は爆発し倒れた
『やった!』
それぞれ合体を解除し、博多駅のホームに下車する
「ふー、まさか倒したらいきなり巨大化するなんて
ブラッチャーロボは牛乳をたくさん飲んで巨大化したけど、それ以上にビックリだよ・・・」
「全くだ、でもなんとかなってよかったよ
それより、そちらの皆さん、自己紹介がまだだったな
我々はヒカリアン
遠い未来の星から、線路の平和を守るために地球にやって来た宇宙人だ
普段は東京にある基地で各地の線路を監視したり、他の列車に混じって旅客輸送

などを行っている
君たちは?」
「私は宇宙警備隊隊員No.01
カンセンジャー500です
ダークマインダーから地球を守るためやって来ました
普段は山陽新幹線の車掌として働きながら、パトロールをしています」
カンセンジャー500が答えた
「へー!お前たち宇宙人なんだ!
俺たちはトッキュウジャー
俺たちの生まれた町を取り戻すために、シャドーと戦ってるんだ」
トッキュウ1号が答える

「俺は仮面ライダー電王デンライナーで時間を超えて、イマジンって怪物と戦ってんだ」

モモタロスが言う

[私たちは勇者特急隊
昭和125年の未来で、巨大ロボットを使った犯罪を相手に日夜戦っている]
ガインが言った
[オレはゴウ
2090年代に線路のないところでも活動できるよう設計された、人工知能を搭載したトレインだ
将来的にレーザーレールを走る旅客列車になれるよう、トレインベースで仲間と訓練をしたり、災害救助をしていた]
「ええっ!?
そっちは未来から来たの!?
なんか俺たちすっごい普通・・・」
「いやいや、本当は子供なのに大人の体になってたり、普通の大人に見えない列車に乗って旅をしている時点で俺たちも十分普通じゃないよ

ていうか、昭和125年って・・・」
勝手に落ち込む1号に4号がツッコミを入れる
そのとき、カンセンジャーに通信が入った
『ニシ、乗務員室に来て
トッキュウジャーに渡してほしいものがあるの』
「は、はい」
カンセンジャーは乗務員室に向かう
[500系新幹線乗務員室転送プログラム接続手配完了]
『トッキュウレッシャー転送開始』
[500系新幹線転送プログラム始動]
[Aエネルギー変換Bエネルギー変換Cエネルギー変換Dエネルギー変換]
[転送成功]
カンセンジャーが乗務員室に入ると、トッキュウジャーが変身するときに使ったものに似た500系の鉄道模型があった
「これは?」
『トッキュウジャーが使用するアイテム「トッキュウレッシャー」を元に作ったものよ
回送運転中や車庫で停車中にかぎりこの車両を呼び出したりできるわ』

・・・

「だそうです」
「へぇ!」
「新しいトッキュウレッシャーか」
「私も何かあったら駆けつけますので、」
「ありがとう、助かるよ」そのとき、トッキュウジャーに通信が入る
『皆さん、イエローレッシャーとピンクレッシャーの修理が終わりました
今からそちらに向かいます』
[俺もそろそろ帰らないとな]
ゴウが言う
「どうやって帰るの?」
[それはレーザーレールの上を超音速で走って・・・
しまった!加速するためのロケットがない!]
「時間を越えるんだったら、電王に頼んだらいいんじゃないかな」
「なるほど、」
そのとき、モモタロスの後ろにスーツ姿でスプーンを持った男性
デンライナーのオーナーが現れた
「なるほど、この時間帯に時空のずれを感知したのですが、彼らだったのですね
本来チケットを持っていない人物は乗せられないのですが、未来の存在が過去に長時間とどまっていると時の運行に支障が出てしまいます
特別に貨物用として片道切符を発行しましょう」
そう言うとオーナーは右手を動かし、三枚のカードが現れた
それをゴウ、ガイン、マイトウイングに渡す
「では、後ろに連結してください
未来までお送りします」
[ありがとう助かるぜ]
ゴウとガイン、マイトウイングはデンライナーゴウカの後ろに連結し、走り始めた
デンライナーたちは光の輪を潜り、消えた
それと入れ違いにピンクレッシャーとイエローレッシャーがやって来て、グリーンレッシャーに連結する
「じゃあ、俺たちもそろそろ行きますか」
「そうだね」
「じゃあね!ヒカリアンカンセンジャー!」
「うん!
トッキュウジャーのみんなも元気でね!」
「また何かありましたら、私も駆けつけますので」
トッキュウジャーたちはレッドレッシャーに乗り込み、ホームから出ていく
「私も、車掌業務に戻らせていただきます。
しかし、ダイヤが大幅に乱れてしまいましたね・・・」
「それなら心配ない
我々JHRが、臨時便を走らせて遅れを取り戻そう」
「ありがとうございます!」
「じゃあいくぞウエスト
ヒカリアンリターン』」
「うん
ヒカリアンリターン』!」
ウエストとのぞみは列車モードになり、線路についた
そのとき、沢山の新幹線が巨大な怪人を倒したのを見て安心した乗客がホームに戻って来た
数分後、ケンタくんが乗り込んだテツユキとカンセンジャーの乗り込んだV8編成、ウエスト、ノゾミが発車する
「それでは、皆さんお元気で!」
「うん!また何かあったらJHRに連絡してね!」
ノゾミはJHR専用線へ、
ウエストは東京方面へ、
V8編成は博多南方面へと走り去っていった

記憶喪失

超・電導特急ヒカリアン

f:id:k_hirahara8-23:20150405145827p:plain

~プロローグ~

「オイル問題なし、空気バネも正常…と」
「922型20番台、サビはありませんでした!」
ある鉄道博物館に、300系新幹線0番台J2編成のヒカリアンと、一人の少年がいた。
ヒカリアンは言わずと知れた初代主人公、現ライトニングチーム隊長ののライトニングノゾミアンである。
もう一人の少年は、黒いタミヤマークの帽子にタミヤ保護ゴーグル、N700系の写真がプリントされたTシャツの上から黒い上着を着ている。
つい最近JHR九州支部から本部にやってきた少年隊員の工藤軽大(くどうけいた)といった。
「やっぱり、鉄道車両を思いっきりメンテするのは、大変ですけど楽しいですね。
でも、何で廃車になった車両をここまでメンテするんですか?」
軽大が聞いた
「ああ、実は今使われていない日本の列車の多くは、廃車にされずにJHRに集められているんだ、
いつ、どの車両のヒカリアンが地球に来ても大丈夫なようにな。
だから『廃車』というのは表向きだけで、いつヒカリアンと合体してもいいように、こうしてメンテしているんだ。」
「へぇ~、そうな・・・」
軽大が言いかけた時、
空から一筋の光が飛んできた。
それは、展示してあったMLX01-1と合体し、ヒカリアンに変形した、そして・・・
「うわ!『ライオソード』!!」
ガキン!

そのヒカリアンは、原型が分からないほどボロボロになった剣を振りかざし、なぜかノゾミに襲い掛かった。
ノゾミはそれをライオソードで受け止めたのだ。
「ぐぐ…、なんてパワーだ…!」
「本当に、展示してあった車両にヒカリアンが合体することがあるんですね!」
「感心している場合じゃないだろう・・・」
バキン!
ライオソードも、謎のヒカリアンの剣も折れてしまった。
しかし、まだなぞのヒカリアンは襲い掛かろうとしている。
「くっ!『ハンドソード!』」
ノゾミは昔使っていた武器、「ハンドソード」を手にし、先を謎のヒカリアンに向けてはなった
ガ!!
ハンドソードの先が謎のヒカリアンにぶつかり、謎のヒカリアンは倒れてしまった。
「なんだったんでしょうか?」
「とりあえず、このヒカリアンを基地に連れて帰ろう。」
その様子を観察する黒い影には、二人とも気づいてなかった。


~記憶喪失~

「うう…」
「気が付いたかい?」
「MLX-01さん、大丈夫ですか?」
ここはヒカリアンステーションの医務室、
前回の謎のヒカリアンは、あの後ノゾミに乗せられ、ここに連れてこられたのだ。
ここには今、ドクターと軽大がいる。
「えむえるえっくすぜろわん・・・」
「ああ、すみません、名前が分からなかったんで、体にしている車両の名前で呼ばせていただいたんです。
あなたの名前はなんていうんですか?」
「なまえ・・・」
「心配しなくていい、ここはヒカリアンステーション。
地球のヒカリアンの中心となる場所だ。」
「いや、そうじゃなくて、思い出せないんだ… 何もかも…」
「ああ~、なんだ、そういうっことだったんですか・・・                         え?」
「記憶喪失、ということか…」
「あの時のハンドソードが原因なのかな・・・」

軽大が言った時、
ウィィイン
「ドクターさん、彼の光エネルギーを調べましたが、一致するヒカリアンは見つかりませんでした…」
500系新幹線900番台W0編成のヒカリアン・ウインダッシュが入ってきた
「どういうことなんですか?」
「ああ、人間でいう、指紋認証のようなものをやったんだ。
そして、ヒカリアン星と連絡して、ウインダッシュに一致したエネルギーを探してもらったんだが…
一致したヒカリアンがいなかったということは、彼はヒカリアン星にはいなかったということになるが・・・」
「まさか、ヒカリアンじゃなくて実はブラッチャーだったとか・・・?」
「いえ、それは絶対にありません、彼のエネルギーは、純粋な光エネルギーでした。
「とりあえず、何か思い出せるまで、この基地にいればいい」
「なんだか、申し訳ない…」
「まあ、名前がないと不便だから、何か名前を付けませんか?
たとえば、列車名からそのまま『MLX-01』とか・・・」
「それはさすがに長すぎるのでは・・・」
「じゃあ、X‐01、でどうですかね?」
「えっくすぜろわん・・・、じゃあそれで」
その時、
『何か正体不明の車両がステーションに近づいています!』
暁美さんの放送が入った。
ドクター、ウインダッシュ、X‐01、軽大は指令室に向かった。
「ウ、ウソだろ・・・」
指令室には、ケンタくん、ウエスト、ノゾミ、ツバサ、暁美さん、笛太郎さん、時定さん、富士見本部長がいた。
モニターは、近づいてくる車両を映していた。
そこに映っていたのは、
ヒカリアンX!?」
まぎれもなく、以前自らの意志でヒカリ隊長に封印されたハズの古代戦闘超特急「ヒカリアンX」の鉄道車両形態だった・・・
「いえ!あれはヒカリアンではありません!今分析したところ、あの車両からは暗黒エネルギーしか感知できませんでした!」
「ということは、あれはシャドーX、光エネルギーが感知できないということは、まだ『ヒカリアンX』は完全に封印されているのか、それとも・・・」
ドクターが最悪の状況を予想したとき、
「ブラッチャールチェンジ・・・
 ブラッチャールイン・・・
 巨神デビルX・・・」
シャドーXの先頭部が分離し、変形したスフィンクスと合体してデビルXとなってしまった。
「暁美さん!」
「もう、ガルーダの出撃準備はできています。
『まもなく、スカイガルーダMK.Ⅱが発車いたします。
発車に伴い大きな衝撃波が発生しますので、黄色い線の外側でお待ちください。』」
ヒカリアンステーションの車庫から、東海道新幹線を想像させる青と白のツートンカラーの超大型航空機が出てきた。
そして、それは翼を大きく広げ、大空へ飛び立った。
ケンタとウエストは車庫へ向かい、すぐガルーダの発進した後から、500系新幹線W1編成が走って行った。
「ガルーダチェンジ!」
「ライトニングイン!」
「ライトニングガルーダMK.Ⅱ!!」
巨大航空機「スカイガルーダMK.Ⅱ」は、掛け声に合わせて変形し、たちまち超巨大ロボットとなった。
そして、500系の先頭部が分離し、強い光の中でデフォルメされ、超巨大ロボット「ガルーダフレームMK.Ⅱ」の中心部に合体し、
JHRがほこる戦略型格闘兵器「ライトニングガルーダMK.Ⅱが完成した。

「なあ、ドクター、またXを封印することはできねぇのか?」
「それは無理だ、あれはXが自ら望んだからできたこと、シャドーXであるあいつを封印するには、まずあいつを取り押さえる必要がある。
しかし、今までの戦いから考えて、それは非常に難しい…」
「とりあえず、今日のところはXを追い返す。
それから、みんなでXを封印する方法を考えるんだ。」
「よし!オレたちもガルーダをアシストしてくるぜ!」
「あの、それならオレも」
X-01が言った。
「お前は?」
「X-01さん、昨日会った記憶喪失のヒカリアンです。」
「記憶喪失なのか・・・、それより、手伝ってくれるのはありがたいが、君の武器は壊れているのだが…」
「それなんですが、ウエストさんはガルーダと合体していますし、ノゾミさんはスカイソードを使いますよね?」
「ああ、そのつもりだが・・・」
「だから、X-01さんはハンドソードとバードソードを使うっていうのはどうでしょうか?
あの時、剣を持っていないほうの腕も大きく動かしていましたし。」
「ウエスト、おまえのバードソードを借りてもいいか?」
「・・・あ、え?バードソード?うん、いいよ」
「よし、じゃあ、これを」
ノゾミはX-01にバードソードとハンドソードを渡した。
「ありがとうございます!」
「ではいくぞ!」
ノゾミ、ツバサ、X-01は外へ行った。
「・・・ところで、今日のガルーダ、いつもより素早くないか?」
ドクターが言ったとき
「あ、・・・あの、すいません!」
軽大がなぜか謝った
「へ?」
みんなぽかんとした顔になった。
「この間、ぼくが『染めQ』の技術を参考にして、手軽にフッ素コーティングができるようにした液体を、ガルーダの関節にぶちまけてしまったんです・・・」
「そ、そんなものを作っていたのか!?」
「しかし、それは大丈夫なんですか?」
「はい、この間ネオトライダガーのギヤとベアリングに塗って、36時間の耐久テストをしたんですが、
プラスチックを侵すどころか、強力なコーティングによってパーツを保護し、摩擦抵抗もかなり軽減されていました。
それにこのコーティングはとても耐久性が高く、動きの激しいカウンターギヤベアリングや、ピニオンギヤにも36時間ずっと継ぎ足さずに行けました」
「そうか、では、どこの関節にこぼしたんだ?」
「え?たしか、足全体だったと・・・?」
「よし、『ウエスト、ケンタ君、聞こえるか?今からガルーダの足のリミッターを解除する!』」
『「え?」』
今度は軽大とウエスト、ケンタが「ぽかん」とする番だった。
もちろん、ケンタとウエストは、ノゾミやツバサ、X-01がアシストしてくれているとはいえ、戦闘中のためあまり長くぽかんとしているわけにもいかなかったが・・・
「以前、ガルーダように高性能モーターを開発したのだが、出力があまりに大きく、従来の潤滑油ではすぐに摩擦熱で蒸発してしまうようなものだった。
効率も上がっているから、量産してガルーダに取り付けていたのだが、リミッターで出力を抑える必要があったんだ。」
「でも、ぼくのフッ素コートだったら、、そのモーターも全力を出せる、ということですか?」
「ああ、そういうことだ。
『リミッターを解除するが、二人とも準備はいいか?』」
『うん!』
『お願いします!』
「よし、」
ドクターはステーションの前に行き、ガルーダの設定画面に移動して、足に組み込まれているモーターのすべてを指定した。
「リミッター解除!」
ドクターは最後に出てきたコマンドの、「YES」のボタンを選び、クリックした。
すると、ガルーダの動きが一瞬止まり、ガルーダの各部にある溝から光が漏れた。
その光は、胴体から足にかけて広がり、足全体に届いたとき・・・
ガルーダが消えた。

いや、すごいスピードで動いたのだ。
『すごい!こんなスピードで動けるなんて!』
『それに、今までよりもエネルギーを使っていないよ!』
「うん、各部関節部の発熱も、これまでよりも低く抑えられている!」
「やった!ぼくの作ったのが役に立った!」
ガルーダはそのスピードのまま移動し、デビルXの後ろに立った。
「何・・・?!」
『「うおぉぉ!」』
ガルーダはデビルXをつかみ、体全体を動かしてデビルXを投げ上げた。
『よし、今だ!みんな!』
「おう!『ウイングシールド』!!
『ライトニング ウイング』!!!」
『「ライトニング ビックバン!!!」』
「パワーチャージ!
『パーフェクトスカイサンデー』!!!」
「うおおお!」
全員が必殺技を繰り出した。
X-01は、無意識に武器の持ち主の必殺技である「ライトニングバード」を放っていた。
「くっ、
ブラッチャールリターン・・・」
デビルXはまともに必殺技を受け、
分離してどこかへ逃げていった。

「やった!あのXに勝った!」
いつの間にか、ガルーダと分離したウエストが、ケンタといっしょにツバサたちの近くに来ていた。
「しっかしX-01って言ったけ?お前『ライトニングバード』できるんだな!?」
「ああ、何だか知らないけど、ウエスト君?、がこの技を使っているイメージが浮かんだんだ・・・」
「もしかして、記憶を失う前に、一度ウエストさんに会っている、とかなんでしょうか?
あれ、ケンタさんどうしたんですか?」
基地から軽大が出てきて、話に混ざっていた。
「うん・・・シャドーXとはいえ、Xを攻撃しちゃったから・・・
もう、ヒカリアンXに戻らないのかな…」
「それは、捕まえて調べてみるとかしないと・・・」
「今戦ってみて思ったんだが、それはちょっと無理じゃ…」
「いや、今のガルーダのスピードは尋常じゃなかった、それにX-01、今の戦いから測定したのだが、君の戦闘力はXに匹敵するかもしれない。
君の力と、現在のガルーダの性能をフルに生かすことができれば、シャドーXを捕まえることができるかもしれない。
だが、二人がガルーダの性能を完全に扱えるようになるにも、X-01が全力を出せるようになるにも、かなり時間がかかると思うが・・・」
ドクターが言った。
「そうなんですか!?じゃあ、フッ素コーティングももっと量産しないと!!」
「ぼくたちも、パワーアップしたガルーダを使いこなせるようにがんばるよ!
ね、ケンタくん!」
「うん!それでXを助けることができるなら!」
「あれ、X-01さん、どうかしたんですか?」
「あ、いや、何でもありません・・・」
(自分がウエスト君に一度会っているのだろうか?)
X-01はその時、自分の過去について、また自分が何者なのか考えていた・・・

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電動競走車ヒカリアン

「よし、セ・・・
 じゃなくて、バイソンマグナムの修理完了っと」
「俺もソニックのメンテは終わりだ。」
ここはどこにでもあるような一軒家の一部屋
2人の少年がミニ四駆を整備していた。
ただ、この2台のマシンには、市販されていないモーターと赤いCPUのような部品が取り付けられている。
「なぁ烈兄貴、セイバーがいなくなってもう2年以上たつんだな。」
「そうか、そういえばもうそんなに立つのか・・・
 お前あの時、『もうミニ四駆はやらない』なんて言ってたよな~」
「あはは、そーだっけ?
 そういえば、セイバーをもらってからマンタレイ、ほとんどさわってないよなぁ」
「そういえば、俺もアスチュートはソニックにパーツを映してそのままだったな。」
「ねぇ、久しぶりにマンタレイとアスチュートで勝負してみない?」
「そうだな、ソニロクとちがって大径が使えるから、新しいセッティングも見つかるかもしれないし」
「よし、じゃあ後でおっちゃんのとこで」
「ああ
 ま、どうせお前のコースアウトですぐ決着がつくだろうけど」
「なにー!そんなことねぇよ!!
 烈兄貴こそ、トルネードですぐに追い付けなくしてやる!」
「お前、マグナムじゃなくてもトルネードできるのか…?」
「や、やったことはないけど…
 スーパーアバンテだってやってたんだぜ!たぶんできるさ!」
そのとき、遠くで空から赤と青の光が落ちていった
「およ?雷か?」
「こんな天気がいいのに、雷が落ちるわけ無いだろ。」
「そうだけどさー、」

そのころ、2つの光が落ちた場所
そこは火山だった
光は60cmほどの白い溝のような物体…
ミニ四駆のコースが周りに張り巡らされている噴火口に引き込まれるように入り、マグマに落ちた。
そのマグマの中で光は消えるどころか、より一層輝きを増した
その光を中心に白、黒、緑、青、銀、金色の液体…
スチロール樹脂、POM、鉄、金、亜鉛、銅、アルミニウム、ニッケル、カドニウム、アクリル樹脂、炭素、エクストラマー樹脂などが集まっていく
そしてそれぞれが固まり、2台のミニ四駆となった
それはタイヤを覆いつくし、空力を最大限まで引き出したデザインで人気の高い初代市販型フルカウルミニ四駆の「セイバー6OO」
…いや、その最終試作品にして、かつて多くの戦いを勝ち抜きつつも、この火山で散っていった伝説のマシン
「燃える弾丸」ことマグナムセイバーと、「コーナーの貴公子」の異名を持つソニックセイバーだった
完成した2台のマシンは再び強く光り、収まったときにはそれぞれバンパーの形が大きく代わり、ソニックのボディは光沢が強くなり、マグナムのは厚みが非常に薄くなっていた
それぞれはシャーシ裏を向けあい、タイヤを接触させてプロペラシャフト方向に激しく回転しながら火山を飛び出し、走り去っていった。

~~~~~
「うー、もっ回勝負だ烈兄貴!!」
「何度やったって同じさ、どうせスプリントに超速と超大径つけて、直線専用のセッティングにしてるんだろ、
リヤだって低摩擦プラの19mmだし、そんなんじゃこのコースを完走できるわけないじゃないか」
「くっ
 なんでおっちゃんは今日コース変えたんだよ
 昨日までのS字なら、トルネードでぶっちぎりだったのに
 よし烈兄貴、今から博士ントコ行って高速コースでもっかい勝負しろ!!」
「なんでそうなるんだよ・・・」
キュイィィィン…
「な、なんだなんだ!?」
「店のそとから聞こえてる…
 こっちだ!」
「待てよ烈兄貴ぃ~」
二人は模型店の表の通りに出た
「だ、誰もいねぇ…?」
「ご、豪
 あれ・・・」
「『あれ』?
 ・・・マグナムセイバー!?」
「ソニックセイバーもだ!」
そこには、先程のマシンが走って来ていた
そして・・・
「「ヒカリアンチェンジ!」」
ボディ後部が外れ、左右のカウルを開き、キャノピーを上げて変形した

「「はじめまして!伝説のレーサー」」
「「お帰り、相棒!」」